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貧弱な韓国系米人慰安婦デモ

Japan In-depth / 2018年8月26日 16時57分

 


その直後にワシントンの日本大使館への慰安婦問題での抗議だというのだから、当然、因果関係についても疑問を抱いた。しかしながらこの抗議活動は私が記事を書く前から計画されていたことがわかった。主催はワシントンに本拠をおく韓国系組織「ワシントン慰安婦問題連合」の関連団体とされていた。


 


百聞は一見にしかず。である。とにかくその抗議活動を見にいった。私自身が22日の正午前から日本大使館前に出かけてみたのだ。


 


アメリカの首都ワシントンは世界の政治の顔でもある。言論や表現の自由が保証されていることに合わせて、なんといってもアメリカは超大国である。その首都での出来事は全世界に伝わりやすい。特定の国家に特定の抗議がある側にとっては、その超大国の首都で自分たちの主張を宣伝することはグローバルな効果が期待できるのだ。


 


慰安婦問題もまさにその一例である。日本を糾弾する側は慰安婦問題には直接に関係のないアメリカで慰安婦問題を宣伝すれば、アメリカを味方につけることができるかもしれない。ワシントンでの出来事にはいつも国際的な注意が払われるから、「日本の非」を世界に広げるには便利な舞台となる。


 


日本大使館のあるマサチューセッツ通りは「大使館通り」とも呼ばれる。文字どおりに多数の国の大使館がずらりと並んでいるのだ。イギリス、韓国、イタリア、ブラジルなどの大使館が目立つ。そうした大使館の前にときどき人が集まり、その国の政府に抗議をするという光景はこれまでもよく目にしてきた。ただし日本大使館への抗議は近年、記憶になかった。


 


しかも日本大使館が事前に警告とも呼べる通知を発信するのだから、かなりの規模の抗議になるのだろうと、予測していた。だから私も緊張気味で現場に出かけた。ところが現実は異なっていたのである。


 


正午となっても日本大使館前には館員らしき数人が入口を背にして立つだけで、道路に人影がない。5分、10分・・・正午過ぎ20分ほどになって、やっと数人の男女が大使館前の歩道に集まってきた。Comfort Women という文字が入った黄色いTシャツを着ている若者もいた。やがてこの集団は「慰安婦問題で日本に抗議する」という意味の言葉が書かれたプラカードなどを出して、女性リーダーが抗議の言葉を述べ始めた。小さな声なので、その内容はほとんどわからない。


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