「次の3年、新しい時代への準備期間」平井卓也衆議院議員
Japan In-depth / 2018年9月16日 12時14分
「細川珠生のモーニングトーク」2018年9月8日放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth編集部(井上沙希)
【まとめ】
・平井氏は衆議院議員として安倍現総裁を支持するとし、広報部長としてはニュートラルな立場。
・次の3年は新しい時代への準備期間。
・潜在成長率、生産性を上げ、今までのやり方変えねばならない。
自民党総裁選が9月7日告示され、安倍晋三現総裁と石破茂元幹事長の一騎打ちになった。ゲストに自民党広報本部長の平井卓也衆議院議員を迎えて政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を伺った。
細川氏は平井氏が安倍総裁を支持していることを踏まえ、首相が安倍現総裁でなければならない理由を尋ねた。
平井氏は、「衆議院議員平井卓也として安倍氏を支持する。自民党広報部長としてはニュートラルな立場だ。」と述べた。また、広報本部長として、「自民党総裁戦立候補者の政策を分かりやすく伝えることと、自由民主党の政策を国民に知らせることが自身の仕事だ。」と述べた。
今回の総裁選のテーマは「日本を守る責任。時代を拓く覚悟」である。平井氏は、「日本は元号が変わるだけではない。新しい時代に突入するのは間違いない。」とし、「今までのやり方が通用しなくなる。新しい時代をどう切り拓いていくのかが重要だ。」と述べ、そのような考え方を持っているのは安倍総裁しかいないとの考えを示した。
平井氏は今の安全保障や外交、経済政策、そして少子化や高齢化など人口減少の中で、成長戦略を前に進めていくために何を行えばいいのかということを安倍氏と日頃から議論をし、安倍氏の考えに納得した上で安倍氏を応援していると述べた。
細川氏は、「アベノミクスの金融政策によって、為替や株価などの面では効果が出ているものの、実際に国民一人一人の皮膚感覚として(景気回復の実感は)不十分だと思う。」と述べ、アベノミクスに限界が来ているとの認識を示した。また、(安倍氏が)具体的に何をやるのか、あまり聞こえてこない。」と述べ、安倍氏の今後の経済政策が見えない、との認識を示した。
平井氏は、「潜在成長率、生産性を上げ、今までのやり方を変えなければならない。」とした上で、「行政機関もさることながら民間部門もサービス産業を含め、生産性が極めて低いことが潜在成長率が上がらない理由だ。」と述べて、生産性を上げることが最優先であるとの考えを示した。
政府は、企業や個人の行政手続きを原則として電子申請に統一する「デジタルファースト法案」を今年の秋の臨時国会に提出する予定だ。平井氏は、「行政の効率化のみならず、民間部門も今までのやり方を変えた上で、全てを原則デジタルに変えていくことは、次の時代への準備として非常に重要な決断だ。」と述べ、同法案の成立に強い意欲を示した。
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