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”沖縄米兵住居侵入事件”報道された?

Japan In-depth / 2018年9月26日 16時4分

事件発生当時、容疑者は酒に酔い上半身裸の状態であり、侵入された家には高校2年の少女と生後5カ月の女児だけしかいなかった。少女は「殺される」と感じ、妹を抱きかかえて裸足で窓から飛び出し、近隣の知人宅に逃げ込んだという。



写真)嘉手納基地の米軍の様子


出典)在沖米空軍嘉手納基地のTwitter(@KadenaAirBase_J)


 


事実・証拠


 


⑴9月19日まで12日間報道されなかったのか


 


調査対象としたのは、琉球新報、沖縄タイムス、全国紙の読売新聞、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、産経新聞の7紙だ。


 


9月7日以降の各紙のデータベースで「沖縄 米兵」、「嘉手納署」、「読谷村」というキーワードで検索をかけ、事件に関する記事の有無を調べた。また、琉球新報、沖縄タイムスは一部の記事しかサイトに掲載しないとのことだったので、加えて紙面閲覧、問い合わせを行った。


 


最初にこの事件について報道したのは朝日新聞である。 


 



沖縄の米兵、酔って住居侵入した疑い 県警が逮捕


 


沖縄県読谷村の住宅に入ったとして、嘉手納署は8日、米軍嘉手納基地所属の陸軍上等兵を住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。酒に酔っていて「間違って入った」と供述しているという。


 署によると、容疑者は7日午後10時半ごろ、読谷村内の住宅の無施錠の玄関から屋内に入った疑いがある。「外国人が騒いで人の家に入った」と110番通報があり、駆け付けた警察官が住宅近くにいた容疑者を緊急逮捕した。近くの知人宅で数人で飲んでいたが、1人で出て行ったという。


 



出典 )interest archive


 


 


9月8日に緊急逮捕を報じ、米兵による住居侵入を伝えているものの、少女についての記述はなかった。この記事は現在、閲覧できない状況だ。朝日新聞に問い合わせたところ、「詳細は述べられないが、個人情報の保護という観点から編集部の判断で消去された」とのことだ。おそらく逮捕された米兵が不起訴になったことが記事削除の理由ではないかと推測される。


 


また、9月9日には、琉球新報が「酒酔い住居侵入 米陸軍兵」、沖縄タイムスが「住居侵入疑い 23歳米兵逮捕」という見出しで、社会面で事件を報じていた。これらの記事にも在宅していた少女らに関する記述はなかった。


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