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ベトナムで激化する言論弾圧

Japan In-depth / 2018年10月1日 10時30分

 


共産党1党支配が続くベトナムでは年々社会・政治に不満を抱く活動家やブロガーが増えているものの、治安組織による弾圧が常態化している。国際的人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW=本拠地ニューヨーク)」によると、現在少なくとも130人の政治犯が拘束されており、中には「国家転覆容疑」に問われている人権活動家やジャーナリスト、ブロガーなどが含まれているという。


 


政府はメディア監視、インターネットなどの検閲を強めると同時に司法の場でも「見せしめ」的色彩の判決が相次いでおり、2018年の1月~8月末までに28人の活動家などが裁判で長期禁固刑の判決を受けている。


 


非営利組織「国境なき記者団」(本部パリ)による2018年のベトナムの「報道の自由ランキング」は180カ国の中で175位と極めて低い位置付けとなっている。最低の180位が北朝鮮で179位は中国であり、ベトナムが加盟している東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でも最低の評価となっている。



出典)パブリックドメイン


 


この順位は4年連続で、この4年間報道の自由を巡る環境が全く改善されていない実態を示している。そしてそれはベトナムにおける「報道の自由、表現の自由」が依然として「暗黒時代」であるということを反映している。


 


トップ写真)国家転覆容疑で禁固20年の実刑判決がくだされた


人権活動家で作家のレ・ディン・ルオン被告(53)


出典)Viet Tanウェブサイト


 


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