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米軍駐留の沖縄を羨む台湾

Japan In-depth / 2018年10月11日 1時13分


▲写真 台湾軍 出典:台湾海軍ホームページ


狭い台湾には「沖縄」も「本土」もない。しかも、距離的に沖縄より圧倒的に中国大陸に近いというハンディを負っている。こうした台湾の人々が、民主主義の下で、島の将来、特にその安全保障について真剣かつ現実的な議論を繰り返し、総統を選んでいる(以下略)。・・・・・やはり、沖縄と台湾では状況が異なるのだろうか。


 


〇 欧州・ロシア


今週も欧州で大きなニュースはない。EU関連の定例会合は開かれるが、外交面ではウズベク大統領が訪仏するぐらいが目玉か?内政面では14日にドイツ・バイエルン州議会選挙とルクセンブルク議会総選挙がある。個人的には、民族主義的・大衆迎合的反エリート運動がどれだけ票を伸ばすかに関心がある。


 


〇 中東・アフリカ


サウジアラビアの政府批判で有名なジャーナリストがイスタンブールのサウジ総領事館内で行方不明になったとの第一報が入った。未確認情報では総領事館内で殺害されたというが、本当なのか。事実であれば、サウジにとって大チョンボである。こんなミステリー映画のような話が最近増えているのは不気味ですらある。


 


〇 東アジア・大洋州


ミステリーといえば、中国では元インターポール総裁が収賄の疑いで国家監察委員会から取り調べを受けているそうだ。先週も有名女優が行方不明になるなど、この種の事件が続いている。さすがは中国だ、贈収賄については完全に民主主義で、誰もが平等にその容疑から逃れることはできないようだ。



▲写真 中国当局に拘束された孟宏偉・国際刑事警察機構(ICPO)総裁(10月7日に辞任)出典:Wikimedia


中国の外相が訪中した米国務長官に、「米国は間違った言動を正せ」と迫ったらしい。もうここまで来ると、米中関係も外交的手段では修復不能になりつつあるのかもしれない。それにしても、ポンペイオ長官が北朝鮮でトップに会えて、中国で習近平国家主席に会えないというのも、実に面白い現象である。



▲写真 ポンペイオ米国務長官と中国・王毅外相(2018年10月8日 北京)出典:米国務省flickr


 


〇 南北アメリカ


学生時代のスキャンダルの噂が流れた最高裁判事候補がようやく議会承認された。これで中間選挙は「女性差別問題」が大きな争点になるだろう。それにしても、日本でこの点が十分詳しく報じられないのは何故だろう。単なる偶然か、それとも、日本は米国以下ということか。そうは信じたくないのだが。



▲写真 米連邦最高裁判事に就任したブレット・カバノー氏(左の男性)とトランプ米大統領(右)(2018年7月10日)出典:The White House twitter


 


〇 インド亜大陸


特記事項なし、今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ画像:米軍普天間飛行場の米海兵隊(沖縄・宜野湾市)出典 U.S. Pacific Flee (U.S. Marine Corps photo by Cpl. Justin Wheeler


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