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プロレスの味方は、いたしかねます(下) スポーツの秋雑感 その4

Japan In-depth / 2018年11月1日 17時57分

 


 これ以前にも酒の上でのトラブルを頻繁に起こし、しかも相手が暴力団員というケースが多かったため、自宅や車の中に複数の猟銃を置いていたという。当時のプロレスの興行には、暴力団が深く関わっていたため、一緒に酒を飲んだり、飲食店で顔を合わせたりすることもよくあったため、彼自身の酒癖の悪さから、トラブルの種には事欠かなかった、と伝えられている。


 


 要するに、スポーツマンとして青少年の手本になるどころか、「よい子は真似しちゃいけません」と言いたくなるような生き方をしていたわけだ。まあ、亡くなった人はもはや反論も弁明もできないので、執拗に書きたてる気にもなれないが、イジメの常套手段として「プロレス技をかける」ということになるのも同根の問題であろうと、私は思う。


 


 私が「プロレスの味方」をする気にはなれない理由も、これでお分かりだろう。健康増進や精神修養に効用があってこそのスポーツや武道であるのだが、プロレスをいくら熱心に見ても、心身が鍛えられるわけではまったくない。特に私など、打撃を手加減しているかどうか、見ればすぐに分かるので、観戦スポーツとしても楽しめない。


 


 いっそ、サーカスと同列のエンターテインメントだと公言して、見かけだけ派手な技の応酬で観客を楽しませてはどうか。それこそがプロレスの原点なのだから。


 


トップ写真)プロレス技のドロップキック 


出典)Jjron (Wikimedia Commons)


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