「私は私」アスリートの国籍について スポーツの秋雑感 その5
Japan In-depth / 2018年11月25日 7時0分
「自分のアイデンティティについて、実はあまり深く考えたことはない。私は私」と答えたのである。人種国籍に関わる発言としては、今まで私が聞いた中で、一番すてきな言葉だ。心からそう思った。そうなのだ。彼女は彼女なのであって、どこの国の人であろうと、他人がとやかく言う筋合いのものではない。
スポーツに国境はない、などと言いつつ、オリンピックにせよサッカーのワールドカップにせよ、国と国との戦いという構図でしか見られない人が、まだまだ多い。それがある意味、今の世界の限界なので、両親の国籍が異なる人が葛藤を抱えなければならないのは、日本だけの問題ではない。
古代ギリシャで開かれていたオリンピア競技会とは、一切の戦争行為を中断して開かれる「平和の祭典」であった。祖国の名誉のために戦う、というのも、アスリートの考え方として、決して間違ってはいないと思うけれども、人種国籍を問わず、誰もが「私は私」と言い切れる世の中が早く来る方が、もっとよい。ハーフのアスリートたちには、その先駆けとして頑張ってもらいたいと、切に願う。
トップ画像:大坂なおみ選手(2018年4月13日に自身のフェイスブックにアップ)出典:大坂なおみfacebook
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