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搭乗拒否!インドネシア機ドリアン騒動

Japan In-depth / 2018年11月27日 7時0分

固い殻を割ると中から薄黄色や濃い黄色のい果実が現れ、クリームあるいはチーズのような食感の濃厚な味が魅力だ。ただその臭いが強烈で、果実を割らなくても周囲には「悪臭」ともいわれる独特の臭いが蔓延する。「生ごみの臭い」「都市ガスの臭い」「玉ねぎが腐った臭い」「トイレの臭い」などなどその形容を聞くだけでも想像に難くなく、「悪魔の果物」「禁断の果実」とも言われているのだ。


ドリアンは最初に食べた一口が「ドリアン命」になるか「二度と臭いも嗅ぎたくない」になるかの分かれ目といわれ、ドリアン初体験にはドリアン好きな現地の人に「虜になること請け合い」というドリアンを選んでもらうことが肝要だ。


筆者はドリアン大好きというバリ人にドリアン初体験の手伝いをお願いして、選りすぐりの果実を食べることができたので、以後ドリアン大好物となることができた。


インドネシアではドリアン好きのことを「女房を売ってでもドリアン購入のお金を作る」とか「借金してでもドリアンは食べる」などといわれるほど、ドリアン好きは徹底しているとされる。


 


■ 最高品種はマレーシアの猫山王


インドネシアではタイからの輸入ドリアンもあるため基本的には一年中食べることができる。だが2月ごろから10月ごろまでがインドネシア・ドリアンの旬とされ、スーパーや果物専門店の店頭にはパック詰めされた果実が多く並ぶ。


また、市内各所の路上にはトラックの荷台にドリアンを満載した移動販売車や道端でドリアンを並べた臨時即売所などに各種ドリアンが並び、周辺に臭いを漂わせている。



▲写真 路上で売られる各種ドリアン(筆者提供)


タイ産のモントーン、チャネー、ガンヤオ、インドネシア産のメダン、ペットラック、そして群を抜いて美味とされるマレーシア産のムサン・キング(猫山王)などは安いもので1個400円から高級品種の1個4000円までと価格も幅広い。猫山王は果実が鮮やかな黄色でねっとりと口中にまつわりつくような食感ととろける様な味はまさに「王の中の王」に相応しいといわれている。


中の果実を食べるので露店販売などの場合はその場で皮をむき、ナイフの先でえぐり出した果実を味わい、気にいれば購入。味が気に入らない場合は別の実を選んで味見することが可能だ。筆者が在住するジャカルタの場合、何度も味見しても構わないが最終的に全く購入しない、というのはマナー違反だという感じがしている。


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