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「変わるアジアのパワーバランス」 Japan In-depth創刊5周年シンポ その4

Japan In-depth / 2019年1月13日 10時19分

出典)Ministry of Information official photographer


 


これを一国の外務大臣や首相がよその国の首相から言われたらとんでもない侮辱、罵り言葉になるが、その言葉をトランプ氏がTwitterで使ってしまった。韓国政府はあまり表には出さないが、政府間ではすごく反発をした。つまり、明らかにズレがあり、米韓同盟がボロボロと崩れていく危険性も否定できない。



写真)ブルックス国連軍・米韓連合軍・在韓米軍司令官と韓国文在寅大統領 2017年6月13日


出典) United States Forces Korea Photo By: Sgt 1st Class Sean K. Harp


 


 それからもう一つ終戦宣言。北朝鮮の狙いははっきりしている。非核化、核兵器をなくす、ということから焦点を逸らせて良い所取りで経済制裁を緩和してもらおうとか、アメリカが北朝鮮を敵視するのを和らげてもらおうとかいう意図がある事は明らかだ。トランプ政権はそれを十分にわかっているから、終戦宣言にいま応じるという兆しはない。


 


だが、米韓同盟の危機は日本にとっても非常に大きな影響がある。米韓同盟が崩れる気配だけだとしても、実際に起きたとき日本はどうしたらいいのかと。これにもいろいろな見方がある。いや、それの方が良いのだという考え方もあるかもしれない。アメリカは韓国から、すなわち朝鮮半島から引いて日本とだけがっちり組んで朝鮮半島への脅威、もっと大きい中国の脅威に備えていくという可能性もあると思う。だから、東アジアは流動的で危険なのだ。米韓同盟が崩れてしまうかもしれないなんてことは今まで考えられなかった。


(その5に続く。全5回。その1、その2、その3)


 


トップ画像:韓国文在寅大統領と米トランプ大統領 2017年11月7日


出典:U.S. ARMY White House photo by Shealah Craighead


 


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