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いずも空母化「人類に不幸」?奇妙な朝日の主張

Japan In-depth / 2019年2月9日 16時51分


▲写真 山本五十六連合艦隊司令長官 出典:国立国会図書館


以上の記述がこの長い記事のなかで「空母は人類を不幸にする」という全体の主張の唯一といえる論拠だった。だがこの「論拠」がいい加減きわまるのだ。


まず第一に85年前の日本とアメリカ、イギリスの軍縮会議でのいかなる経緯も現代の日本や世界の安全保障での切迫した課題への指針とすることには、あまりの無理がある。


第二に、山本五十六の言葉は「人類に不幸なるものか」という曖昧な表現であり、空母が人類を不幸にすると断言などしていない。


第三に、空母に始まった戦は日本人を不幸にしたといえるだろうが、アメリカ人は勝利を飾り、幸福になったというだろう。要するにこの駒野記者の過去への言及からは「空母が人類を不幸にする」などという証明はなにも出てこないのである。


現在の課題に対しての自分たちの奇異で狷介な主張を支えるために、遠い昔の環境や条件のまったく異なる事例から、自分たちに有利な断片だけを拾いあげて「論拠」にするというのは、朝日新聞の年来の手法だといえる。


駒野記者の同記事はそして最終部分で日本の自衛隊の「いずも」の空母化について次のように結んでいた。


「自衛から攻略へ。能力を激変させる転換点になる。しかも米海軍の空母は懐に抱え続ける。その手下となって不幸を共有するのか。山本が抱いた自覚も、克服する覚悟もないまま、封印を解こうとしている」


駒野記者の本音はこの部分だろう。だがこの記述も矛盾だらけである。


まず第一に、「いずも」はせいぜい自陣営の艦隊防衛の能力しかなく、他国に襲いかかれはしないというのが専門家の判断である。同じ日の朝日新聞に元海将の伊藤俊幸氏がそう明記している。



▲写真 いずも 出典:海上自衛隊


第二には、米海軍の空母の手下になることがよくないというなら、日米同盟には反対ということになる。朝日新聞は日米同盟自体に反対なのか。その基本を曖昧にしたままのこの手のゲリラ的攻撃は姑息である。


第三には、米空母を日本の防衛に取り込むことが「不幸」だと断じるのは、あまりに情緒的である。その根拠もない。


だからこの記事の「空母は人類に不幸」という中心の主張にはなんの根拠も論理もないと断じたい。


トップ写真:いずも 出典:海上自衛隊


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