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ファーウェイとアリババ 踊り出た中国企業

Japan In-depth / 2019年2月15日 23時0分

 


■ 中国企業ブームの背景にネット通販


こうした中国の企業はファーウェイ、アリババだけでなくあらゆる分野に広がりをみせ、映像を通じて商品を見せるネット通販を拡大させているため、かつてのような沿岸部の富裕層だけでなく農村部にまで消費ブームを引き起こす結果となっている。いまや中国の中間層は3~4億人といわれているから、一挙に消費ブームに火がついた格好なのだ。



▲写真 アリババの看板 出典:Frickr; osde8info


中国の振興企業はファーウェイ、アリババだけでなく、バイドゥ(百度)、テンセントなど様々な領域、分野で新興企業が出現しているのだ。小企業は工場も店も持たず、魅力あるアイデアやデザインをネットにあげるだけで人気商品となるケースも多いだけに今や中国は起業ブームに沸いているともいえる。


■ 中国式国家資本主義は成功するか


こうして中国は起業ブームの揺籃期を脱し一挙に中国式資本主義社会を形成しているといえよう。しかもバックには中国という国家がついており、国家に有益とみれば中国政府自体が応援していくのである。いわゆる国家資本主義ともいうべき姿となって中国の企業、国家は成長期に入ってきたのである。ただ国家規制が強くなると息苦しくなり、つまずく可能性もあるだけに、今後は規制と自由化をどう案配してゆくかが、中国の企業社会や資本の流入、社会や国民の成長の難しいカジ取りを迫られることになりそうだ。


トップ写真:Embedded World 2016-Huawei Booth 出典:Wikimedia Commons; Ordercrazy


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