「厚労分離も、連携は必要」自民党田村憲久政務調査会会長代理
Japan In-depth / 2019年2月17日 19時0分
「細川珠生のモーニングトーク」2019年2月9日放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth編集部(大川聖)
【まとめ】
・厚労省の統計処理はミスがうまれる体制、後処理が問題。
・政治も行政も互いにチェックしあい、国民の信頼回復に努めるべき。
・厚・労で省庁を分け大臣一人ずつ設置、一括採用にする等連携体制作るべき。
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厚生労働省による統計の不正調査が問題になっている。政治ジャーナリストの細川珠生氏が元厚生労働大臣で現自民党政務調査会会長代理の田村憲久氏に話をきいた。
・ 厚労省の統計処理
細川氏が「田村氏が大臣を務めていた期間にもあたるが、この報道を知った時はどう思ったか。」と質問した。
田村氏は「厚労省は、実は私が大臣の時も色々な不祥事が発生し、しっかり意識改革するよう何回か訓示した。しかし今回の改ざんの事案が出たこと自体、大臣として管理責任を問われると思う。心からお詫びを申し上げたい 。」と答えた。
続いて今回の問題について田村氏は「調査計画は総務大臣に承認をもらわなければならないが、精度が保てるだろうと安易な考えで、(承認され公にした)計画と違うことをやったのは言語道断だ。ちゃんとした手続きで行っていれば、どこかでミスに気付くはずだが、ダブルチェック、トリプルチェックできていないのが大きな課題だ。」と述べた。
また、「私が生まれる前からある、使える人がほとんどいない、''COBOL'’という(古い)プログラミング言語を使ったことも一因。」だと指摘した。
田村氏は「ミスが生まれる体制、そしてミスが生まれた時、気づいた人がいても直さない。国民の信頼を失ってしまったと思う。」と述べ、ミスが生まれる環境と、ミスの後処理に問題があったと改めて強調した。
▲写真 ©Japan In-depth編集部
・ 省庁再々編
細川氏は「厚労省解体論も聞こえてくるが、どうお考えか。」と質問した。
田村氏は「今回のことをもってしての解体論は、筋が違うと思う。厚生と労働が一緒だったから(規模が大きいから)起こったわけではなく、その部局の意識が招いた。」と答え、今回の問題とは切り離して考えるべきだとした。
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