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見下げ果てた英国の政治家達 EUと英国の「協議離婚」2

Japan In-depth / 2019年5月6日 7時0分


▲写真 マーガレット・サッチャー元首相 出典:ロナルドレーガン大統領図書館


加盟国としての義務は今後一切、英国には課せられない。なぜなら、離脱するのだから。けれども単一市場には留まりたいーーこんな虫のよい要求を飲む政治家が、どこの世界にいるだろうか。


国内的にも、残留派と離脱派の板挟みの中、なんとか双方の顔が立つような離脱案を、ということで、折衷案を幾度も議会に提出したが、その都度、双方からブーイングを浴びて否決されるという醜態を演じてしまった。


会の外に目を向けると、国民投票のやり直しを求める声が、日を追って高まっている。しかし、そうしたデモや集会に参加した人の中に、2016年の国民投票に際して、「どうせ最後は残留派が勝つだろう」と決め込んで、自らは投票に行かなかった人もかなり含まれていると聞くと、それもいかがなものかと言わざるを得ない。


さらに度し難いのが離脱派の中でも強硬派とされる人たちで、今度は「EU離脱党」を旗揚げすると息巻いている。自らは敵前逃亡しておきながら徹底抗戦を主張するようなものではないか。


英国政治は、いつからここまで劣化してしまったのか。


(1はこちら。全2回)


トップ写真:ブレグジット反対運動 出典:Flickr;ChiralJon


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