米、対北朝鮮軍事圧力を強化
Japan In-depth / 2019年5月18日 18時0分
韓国の浦項(ポハン)港に3隻がすでに停泊しており、釜山(プサン)、クアンヤン、鎮海(チンヘ)各港へ向け3隻が航行中(14日現在)である。
そればかりか日本の沖縄、横須賀には兵力輸送船も待機中であり、艦隊補給船も九州近海で待機している。その他グアムなどに待機中のものと合わせればもろもろの補給船11隻が朝鮮半島周辺に集結もしくは集結中である。
また海上で装備・弾薬などを補給する機動上陸支援船もシンガポールから朝鮮半島に向かっている。そしてカルフォルニアのワイニメ港では、陸軍1個師団が重武装できる武器と装備を輸送船に積載中であるという。
これらの事前集積船の物資を総合すると、海兵隊3個旅団、陸軍1個師団、陸軍1個機甲旅団の武器準備、そこにさらに陸軍1個機甲師団の武力を追加できる武器と装備の準備となる(このほか秘密裏の武力結集もありうる)。
5月11,12,13日には将官級VIP輸送機C-4C,C-37A,C-40Bが、次々と米国本土とハワイから横田基地に飛来した(シン・インギュン国防TV)。
■ 恐怖の暗殺兵器も公表
ウォールストリートジャーナルは、5月9日付で、不活性弾頭に6つの特殊ナイフを内蔵した暗殺武器「ヘルファイヤーR9X」について次のように報道を行った。
「米国政府は、爆発することなくテロリスト指導者を殺害する、ピンポイント空爆用に特別設計された秘密ミサイルを開発した。この秘密の米国ミサイルは、近くの民間人には傷つけずテロリストだけ殺すことを目指している。
武器が爆発することはないが、内蔵するナイフがターゲットだけを細断処理するように作られている。 2017年と今年注目を浴びた(テロ分子の)標的を除去するのに使用された。
▲写真 Lockheed Martin Hellfire II 出典:Stahlkocher
中央情報局(CIA)とペンタゴン(国防省)の両方がその存在を厳重に管理しながら使用している。よく知られている「Hellfire(ヘルファイア)ミサイル」の改良版であるこの武器は不活性弾頭で、 爆発するのではなく、急落するように設計されている」(WSJ2019・5・9)
金正恩の車両の周りをボディガードが仰々しく守っても頭上から高速で落下する「ナイフミサイル」は防ぐことができない。
トップ写真:第2回米朝首脳会談時 出典:Voice of America
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