混迷、インドネシア大統領選
Japan In-depth / 2019年5月24日 14時51分
これは法に基づく手続きに従うことで支持者に冷静な対応を示す範としたいとの思いがあるとみられており、現実的対応に舵を切った証左とみられている。
▲写真 ジャカルタでの選挙風景 出典:Wikimedia Commons; Jeromi Mikhael
今回の大統領選はこれといった政策論争があった訳でなく、現職大統領と野党指導者による「政権の実績アピールと政権批判」というのが論戦の基本的構造で、「人気投票」「現政権の信任投票」の側面が強かったといえる。
そうした観点からすると有権者の44.50%がジョコ・ウィドド大統領に投票しなかったことになり、こうした反対票を投じた国民への対応もジョコ・ウィドド大統領にはこれからの政権運営の中で求められることになる。
今後の焦点はユスフ・カラ副大統領が呼びかけているジョコ・ウィドド大統領とプラボウォ氏の直接会談で、そこで両者が「和解」することが大統領選を巡ってインドネシアに生じた分断を修復する第一歩になるといえ、一日も早い実現が求められている。
トップ写真:再選を果たしたジョコ・ウィドド大統領 出典:Twitter@jokowi
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