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米とイランの危険な駆け引き

Japan In-depth / 2019年6月13日 11時0分

 


〇 欧州・ロシア


英国の与党保守党党首選の立候補届け出が10日締め切られる。ボリスジョンソン前外相、マイケル・ゴーブ環境相らの名前が挙がっているが、どうも新味がない。英国の保守とは何かが問われる選挙になるだろうが、これって一種の政治危機であり、いつか日本でも起きかねない種類のものだ。英国保守主義の動向が気になる。


 


〇 中東


先週末、中央アジアのカザフスタンで大統領選があり、現職のトカエフ大統領が7割の得票で圧勝したという。当然ながら、野党勢力の大規模デモでは約500人拘束されたというから、まともな選挙ではなかった可能性がある。それでも、カザフスタンが不安定化するよりはましかなぁ?難しい判断ではあるが・・・。


 


〇 南北アメリカ


先週、メキシコと米国が合意に達し、メキシコが移民対策を強化する見返りに、トランプ政権は対メキシコ関税賦課を見送ることになったという。それにしても、こんなことがまかり通って良いのか。これが通るなら、米国は全ての国に対し、勝手に追加関税を発動し、全ての問題を解決できることになる。実に恐ろしい時代になったものだ。


 


〇 インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:イランの首都テヘランでの反米集会 出典:Tasnim News Agency


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