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G20は何を目指していくのか

Japan In-depth / 2019年7月2日 23時0分

もう一つ気になるのは欧州主要諸国のイラン核問題に関する対応だ。イラン核合意の際は大きな影響力を発揮したといわれるが、今彼らは一体何をやっているのだろう。米国とイランが直ちに物理的に衝突する可能性は低いだろうが、放っておけば両国関係悪化だけは間違いない。それとも英仏独とも、今はイランどころではないのか。


 


〇 中東


米イラン関係については欧州の部分で書いたので、今週はトルコを取り上げる。日本ではあまり注目されなかったが、エルドアン大統領は大阪で米大統領と会談した。エルドアンはロシア製地対空ミサイルS-400は既に引き渡し段階にあり、今更撤回はは困難と述べたそうだ。一方、米側の対トルコ経済制裁も当面ないという。


この問題の扱いを間違えると、トルコは一層NATOから離れていく恐れがある。かといって、ロシアのトルコに対する影響力拡大も認め難い。こうした事態、直接はオバマ前大統領とエルドアンとの関係悪化が原因だったのだろうが、トランプ政権としても対応に苦慮しているらしい。米トルコ関係は引き続き要注意である。



▲写真 エルドアン大統領 出典:Flickr; Presidencia de la República Mexicana


 


〇 南北アメリカ


今週は米国の独立記念日があるので、注目ニュースは少ない。板門店での米朝首脳少人数会談にイヴァンカ補佐官が同席し、終了後記者からの質問に対し、会談は「surreal(現実を超越している)」と答えたそうだ。なるほど、だが、一体この大統領令嬢はDMZで何をしているのだろう。好奇心の塊なのか。実に不思議な親子である。


 


〇 インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:G20大阪サミット 出典:ロシア大統領府


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