米で急増、学校給食費未払い

Japan In-depth / 2019年7月15日 11時13分

米で急増、学校給食費未払い


ファイゲンバーム 裕香


「裕香のFrom California」


【まとめ】


・アメリカでも給食費未払いが社会的な問題になっている。


・新制度が作られるも、様々な面で不満や問題が発生している。


・複雑な社会経済的状況にも対応できる改革が求められる。


 


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数年前から全米で社会問題にもなっている、学校給食費の未払い問題。今、アメリカでは、給食費の未納額が急上昇している。アメリカの学校栄養協会によると、2016-2017年度の年次で、アメリカ公立学校の4分の3が給食費の支払いが滞っている生徒を抱えていることが分かった。


家庭の事情で、給食費を払えない、お弁当を学校に持ってこられない子どもがいて、一人だけ昼食を食べられなかったり、親に給食費の支払いを求めるシールを、子どもの体に貼ったりする問題が起きているのだ。ミネソタ州のある高校では、今年、昼食代の未払いを抱えている生徒を卒業式に出席できないことにした。こうした行為は「food shaming(フード・シェイミング)」と呼ばれ、多くの批判が寄せられている。今年4月、ニューハンプシャー州の学校のカフェテリアの従業員が、給食費を払っていない子どもに昼食を食べさせ、その翌日に支払うことを許可したことで、解雇されるという事態も起きた。



▲写真 給食牛乳 出典:Rick Brady/SNA


アメリカのメイン州では、このfood shamingの問題に対処するために、公立学校の子どもたちが給食費のことで、咎められることを禁止する法律ができ、新年度から実施されることになった。これによって、給食費を払えなかった学生を罰したり、非難したりすることはできなくなる。メイン州の統合教育学区RSU14の学校栄養担当ディレクターのJeanne Reillyは、「現在の私たちの給食費の借金額は、20,000ドルになった。これは、過去2年間の借金が積み重なったものだ」と話す。(Maine’s Leading Local News より)。


メイン州の学区のいくつかでは、給食費が払えないなら、昼食を食べないか、もしくは簡単な代替となる冷たいランチをもらうことが決められている。この冷たいランチは、昼食費を支払うことができない学生を識別し、その冷たいランチセットによって恥ずかしい思いをする子どもが多くいる。


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