「亀岡市のエコな取り組み」京都府亀岡市長桂川孝裕氏
Japan In-depth / 2019年7月21日 11時0分
「細川珠生のモーニングトーク」2019年7月13放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth編集部(淺沼慶子)
【まとめ】
・亀岡市は「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、世界的環境先進都市目指す。
・レジ袋の有料化によって市民の環境問題に対する意識改革を図る。
・市内の中学校では平等性の観点から選択制のデリバリー弁当が行われている。
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今回のモーニングトークでは、京都府亀岡市長の桂川孝裕氏をゲストに招き、亀岡市独自の取り組みについて政治ジャーナリストの細川珠生が話を聞いた。
細川氏は、自身の先祖である明智光秀が全盛期に現在の亀岡市(当時は亀山)に築城し、大きく栄えたという縁から、今年京都かめおか観光PR大使に就任した。
現在亀岡市では2つの独自の取り組みを行っている。1つ目は、昨年12月13日に亀岡市と亀岡市議会で宣言された「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」だ。細川氏は現在世界的に脱プラスチックの流れが起きていることを踏まえ、亀岡市がこの取り組みを行うに至った背景について桂川氏に聞いた。
桂川氏は、まず第一に保津川の汚染問題について述べた。観光河川である保津川では大水が流れるとゴミの中でも特にレジ袋やペットボトルなどのプラスチックゴミが流れて川岸に着いてしまっている。桂川氏はこの現状に危機感を示した。
二点目としては、亀岡市にアユモドキという貴重な魚がいることに触れ、アユモドキを守っていきながら環境を守ることを前提として、「世界に誇る環境先進都市を目指していこう」という方向性を定めたという。この様な背景から昨年12月13日に「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」がなされた。
亀岡市は最初の対策として国に先駆けレジ袋の有料化を8月20日から市内で一斉に始める。細川氏は亀岡市のこの取り組みを評価し、今後の目指す方向性について聞いた。
▲写真 ©Japan In-depth編集部
桂川氏は、まずは有料化を行い、東京オリンピックまでに市内のレジ袋禁止条例の制定を目指す考えを示した。勿論レジ袋のみが汚染の原因ではないが、この取り組みをきっかけにしてプラスチックごみ全体のことを考えていくきっかけにしなければならない、と述べた。桂川氏は「市民に意見を聞きながらどうすれば目標を達成できるか考え、条例を作り亀岡で豊かに暮らしていけるようにしたい」と述べた。
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