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「再度の国民投票」不可避か 英ジョンソン新首相を占う(上)

Japan In-depth / 2019年8月6日 23時0分

しかし、ここに「事実上の」という前提条件がついたなら、話は別だ。正義武断の日本男児としては、「そういうことを,インチキと言うのではないのか?」などとツッコミのひとつも入れたくなるのだが、700年の歴史を持つ英国議会には、こういう老獪な政治家が大勢いることも、また事実なのだ。


読者諸賢は、もしそうであれば……と新たな疑問を抱かれたのではないだろうか。事実上、国民投票のやり直しとなるような総選挙に打って出て、今度こそEU残留派に道を譲る可能性があることくらい、理解できないようなジョンソン首相なのか、と。


もっともな疑問であるが、私の答えは非常に単純だ。


「彼の目には、おそらくそのようには見えていない」


これである。


どうして私が、EU残留・ジョンソン辞任となる可能性を「五分五分よりもやや高い確率」などと控えめに読んだのかも含めて、次稿で見ることとしよう。


(下に続く。全2回)


トップ写真:ボリス・ジョンソン英首相 出典:Boris Johnson facebook


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