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強気の訳はトランプの後ろ盾 英ジョンソン新首相を占う(下)

Japan In-depth / 2019年8月7日 23時0分

新首相の立場で考えてみよう。2016年の国民投票の結果から見ても、今次の保守党党首選挙の結果から見ても、風は明らかに「合意なき離脱も可とする」方に吹いているではないか。優柔不断の誹りを免れ得なかったメイ前首相と違い、自分は不退転のリーダーなのだとアピールしつつ、ブレグジット党(旧・英国独立党が、保守党を離れた強硬離脱派を糾合して、新たに旗揚げした)とも連携して総選挙に臨んだならば、勝機はある。これが(本稿の〈上〉で述べた通り)、事実上、再度の国民投票になったとしても、またしても離脱派が勝つのではないか。


もちろん、残留派が勝ってジョンソン首相が退陣に追い込まれる可能性もあるわけだが、私がそれを「五分五分よりもやや高い確率」と述べた理由も、これでお分かりだろう。ブレグジットは基本的に、歴史の歯車を逆転させようと試みる行為であり、成功しないだろうと私は考えるが、トランプ・ジョンソン枢軸の突破力も、なかなか侮りがたいと、同時に考えるのである。


(上の続き。全2回)


トップ写真:ボリス・ジョンソン英首相 出典:Boris Johnson facebook


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