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可能性に「気付き」、将来を「築く」〜何度でもやり直せる社会を目指して〜(前編)

Japan In-depth / 2019年9月7日 18時11分

また、20代〜40代で働けなくなった方々の支援も行っているが、それはそれで別の問題があるという。発達障害で働けないと、障がい者就労の枠組みになる。障がい者就労の既存の福祉のプログラムは単純作業が多く、高学歴で鬱になった人にとっては適切な受け入れ先がないのだ。これも安田氏の支援を行う理由の1つでもあるという。


文科省の調査によると、不登校の数もこの数年で増加しているという。


この事実に対し安田氏は、「学校行かなくても別にいいのではないかという時代になってきた。それはそれで、いいのではないかと思う。皆自立して、社会でそれなりに満足して生きていければそれでいいと思うので、別に学校に行かない人が増えたこと自体が社会問題になっているかというと、そうではない。その後もずっと引きこもって外出しなくなり、自殺してしまうとかであれば社会問題だと思うが、別の道が見つかっているならそれは社会問題ではないと思う。」と意見を述べた。


それでもなお、現代社会に生きづらさを感じる人たちに対し、どうアプローチすればよいのか。


安田氏は「難しい」と返答に窮し、「近代社会は生きづらさとセットだと思うから、もっとこうやれば幸せになれるわけでも、もっと頑張って働けば稼げるわけでもない。それはアメリカもヨーロッパも一緒。」と、時代の発展と生き方に関しては日本に限らないことを指摘した。


安田氏は加えて、「イスラーム圏もそう。イスラーム原理主義ってやはり生きづらさとかから来ていて、なぜ生きてるのかとか、コーランに全部答えが書いてある。そういう意味では、別に日本だけという話でもない。変化の激しい時代の中で、自分の居場所をうまく見つけられない人は、世界的に増えてるのではないか。」と、生きづらさについてグローバルな視点で触れた。


(後編へつづく。)


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トップ画像:キズキグループ代表(創業者)安田祐輔氏 ©Japan-Indepth編集部


【訂正】2019年9月9日12:00 下記の通り訂正いたしました。


・誤:僕はどちらかというと不良よりだったので、大学受験をやり直すときに苦労した経験があり

 正:大学受験をやり直すときに苦労した経験があり

・誤:自分も14歳で

 正:自分も12歳で

・誤:以下の2点から来る

 正:以下の3点から来る


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