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曺国任命のウラに金正恩の影

Japan In-depth / 2019年9月16日 12時40分

民意の無視を「原則と一貫性を守る」と表現し、不条理な任命を「疑惑だけで任命しないならば、悪い先例になる」などとするこの厚顔無恥な発言は、多くの良識ある人々の怒りを買った。文大統領の「野望」はいま多くの国民の強い抵抗に遭遇している。



▲写真 曺国氏の法務部長官任命後会見する文在寅大統領(2019年9月9日)出典:青瓦台facebook


3大テレビ局の一つSBSテレビが世論調査機関の「カンタコリア」に依頼、全国満19歳以上の男女1026人を対象に9月9〜11日に調査した世論調査では、曺国への検察捜査が「正当な捜査」という回答は60.2%、「無理な政治介入」という回答は、35.6%だった。曺国への検察捜査を圧倒的多数が支持している。


こうした中で14日早朝、検察は海外から帰国した「曺国私募ファンド」のキーマンである曺ボムドン氏(曺国の甥)を仁川空港で逮捕した。また犯罪容疑は認められたもののソウル中央地方裁判所(担当メン・ジェゴン判事)から逮捕令状を棄却された2名の人物(イ・サンフン、チェ・テシキ)に対しても再び出頭させ調査を始めている。


 


■任命強行支持の世論操作部隊早くも稼働


だが曺国任命強行翌日の9月10日には従北勢力の「任命支持世論操作チーム」が早くも稼働し始めた。ポータルサイト「DAUM」の20秒の記事映像に対する「文大統領の決断を強く支持します。曺国ファイティング」とのコメントで「推奨」と「非推奨」の数字が異常な動きを示したのである。


映像開始時「非推奨」は669個だったが、10秒の間に推奨が7664個、非推奨が685個とカウントされた後、約束でもしたかのように同時に上昇が停止した。推奨対非推奨比率は映像開始と終了の両方とも正確に91対9を維持した。映像を見た「DAUM」の関係者は、「おかしく見えるがありえること」としたが、電算専門家は「マクロ(自動入力の繰り返し)プログラムを利用した可能性が高い」とした(朝鮮日報韓国語版2019・9・11)。


この動きについては「ドルーキング一味」(文大統領を当選させるために組織されたコメント捏造隊。頭目と見られる金ギョンス慶尚南道知事は一審有罪)のような組織が再組織され稼働されたという分析も出ている。


任命強行した文政権にとって最悪の事態は、どこかの時点で曺国が刑事責任を問われるような状況になることだが、世論操作プログラムを稼動させ、検察に対する圧力を加えることで巻き返しを図ろうとしているようだ。


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