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大企業×ベンチャーで社会課題解決促進

Japan In-depth / 2019年10月10日 18時0分


▲写真 STARBUCKS TOUCH The Hug 出典:andu amet


ファーメンステーションは、 JR東日本の子会社のJR東日本スタートアップ株式会社と協業を進め、青森県産のリンゴの搾りかすを発酵させてエタノールを抽出することに成功、りんご由来のオリジナルフレグランスのアロマスプレーとアロマディフューザーを商品化した。青森県内の店舗や、都内のショップ等で販売している。


発酵後のかすは牛の餌になり、その肉はメトロポリタンホテル盛岡で提供されている。大企業の使われていない資源を一緒に探し出して活用した事例だ。



▲写真 ファーメンステーションの青森りんごの絞りかすで作ったアロマスプレーと牛の餌。©️Japan In-depth


ヘラルボニーも、パナソニック株式会社のオフィスに知的障がい者のアートを提供したり、東急不動産との「全日本仮囲いアートミュージアム」などと積極的な協業を進めている。パナソニック株式会社の則武さんは「ことさらSDGsを考えているわけではなく、もともと本業で社会貢献をしていくという企業精神がある。そういう大企業はたくさんあると思う。精神はあっても現場レベルまで実行に移せていない大企業とソーシャルベンチャーとの協業のポテンシャルはとても高い。」と語った。



▲写真 Panasonic Laboratory Tokyo 出典:ヘラルボニー


JR東日本スタートアップ株式会社の竹内さんは、ファーメンステーションと協業したきっかけを「『私ゴミ好きなんです。ゴミで世界変えたいんです。』と話す酒井さんの熱意に圧倒されて、何か一緒に出来たらいいな、と思ったのが始まり。日本はSDGsのような、三方良しの考え方が昔からあったのではないか。大企業は社会に影響力があるので、良いものを少しでも社会に広げて行きたい。」と述べた。


多様性の受け入れやサステナブルな取り組みへの価値が急激に上昇する一方、時流に乗り遅れている大企業が多い。ソーシャルベンチャーは、社会課題解決のチャレンジを大企業にはないスピード感でトライできる。こうしたソーシャルベンチャーの強みと、社会に大きな発信力を持つ大企業、そしてマスコミの発信という3つの化学反応が、社会に無限大のインパクトを与えるだろう。


トップ写真:左から松田崇弥さん、酒井里奈さん、鮫島弘子さん ©️Japan In-depth編集部


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