1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

ウォーレン候補「出自偽装」

Japan In-depth / 2019年11月1日 18時0分

しかもDNA検査の結果は、6世代から10世代前に先住民の祖先がいた可能性があるが、ない可能性もあるという、すなわち「インディアンの血」の濃さは平均的な白人以下という、ウォーレン氏にとって「破滅的」(devastating)なものだった。



▲写真 チェロキー族に関する出版物 出典: Flickr; Steve Snodgrass


その後、先住民の子孫に当たる女性研究者が、ウォーレン氏の先祖は、本人が主張するチェロキー族どころか、逆にチェロキー族の土地を強奪した白人だったとする調査結果を発表し、ウォーレン氏の「破滅」は一段と深まった。


地元マサチューセッツ州の有力紙ボストン・グローブも、「ウォーレン氏はいかなる部族の一員であったこともない。彼女は白人だ」と突き放し、真摯な謝罪と誠実な情報公開を求めている。


ウォーレン氏が、民主党の大統領候補になれば、共和党側は、その出自擬装問題を、「差別強調政治」一般の偽善性の象徴と捉え、徹底的に突くだろう。単なるスキャンダル追及ではなく、アメリカ社会の健全化につながる論争となることを期待したい。


トップ写真:民主党大統領選候補のエリザベス・ウォーレン氏(2019年5月31日 カリフォルニア州オークランド)出典: Flickr; Gage Skidmore


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください