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ポルシェ初フル電動スポーツカー“タイカン”新社長と共にデビュー

Japan In-depth / 2019年11月21日 12時5分

 


■ キルシュ社長インタビュー


ミヒャエル・キルシュ社長は8月の就任から100日間、メディアには一度も露出せず、沈黙を続けていた。その理由を、「日本という国を学ぶ時間だった」と話す。


「中国、韓国、日本の各市場を欧米人は一緒くたにアジアとして語りがちだが、私は、日本市場は全く異なると思う。日本ではポルシェブランドの歴史が長い。そして”欲しいものが欲しい”という個人主義も強く、ハイクオリティを求めているのが特徴だ。そんな日本市場の要望に応えていくことができる。」と自信を示した。



▲写真 ポルシェジャパン株式会社代表取締役社長ミヒャエル・キルシュ氏 ©️Japan In-depth編集部


オリンピック後、景気後退の予測もある中、今後の日本のラグジュアリー車市場の動向をどう見ているか、との質問に対し、


「確かにオリンピック以降景気が安定化すると言われているが、どのような状況下でも、全力で戦い、適切な供給ができれば勝てると思っている。何もタイカンを500万台売ろうと考えているわけではない。熱烈な見込み客に供給していく。パラダイムシフトを起こすので、予測が難しいが、製品を柔軟に供給できるのが強みだ。バランスを見ながら供給していく。今日から開始したタイカンの予約プログラムで日本市場の感触を見ていくつもりだ。すでに海外では、見込み客の数は2万人と出ている。日本のお客様も早く予約した方がいい。(笑)」とタイカンの販売に自信を見せた。


そして“未来の社会を形作る人たち”にもタイカンの魅力を伝えたいと話した。


 


■ ターゲット層


キルシュ社長は、マーケティング戦略上のターゲット層として、“未来の社会を形作る人たち”を想定、以下の3つのタイプに分けた。


①次世代の台頭する若い女性層:独立意識、目的意識が強く、パワーも自信もあるタイプ。


②アーバンクリエーティブ層:エッジがきいたものが好きで、クリエイティブ。本質を求めているブランドを好む。流行りのホットなものではなく、クールなものを求める人。クールとは環境配慮も含まれる。


③若いキーオピニオンリーダー層:向上心、野心がある人たち。いわゆるインフルエンサー。資金力がなくても必ずタイカンを運転したい、と思っていて、それを所有するということに限らず、シェアリングしたい、というような意見をも持っている人。ブランドを目的意識を持って選ぶ人たち。


11月22日から12月7日まで開催される、次世代向け独立型ブランドエキシビション「SCOPES Tokyo 」は、この”未来の社会を作る人たち”との交流の場になる予定だ。


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