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ポルシェ初フル電動スポーツカー“タイカン”新社長と共にデビュー

Japan In-depth / 2019年11月21日 12時5分


▲写真 ポルシェジャパン株式会社代表取締役社長ミヒャエル・キルシュ氏 ©️Japan In-depth編集部


 


■ 日本でもサブスクリプション


次に、トヨタ自動車の「KINTO」のような「サブスクリプションサービス」をどう見ているか聞いた。


「モビリティというコンセプトをどう解釈するかを考えている。日本でもパイロットプロジェクトを始める。既にアメリカでは、“ポルシェ・パスポート”(注1)というサービスがスタートしている。メンバーシップを購入してもらい、ポルシェを自在に使える。週末は911、スキーにはカイエンなど自在にポルシェを使える仕組みだ。」


日本でも「ポルシェ・ドライブ」と名付けて同様のサービスを始める考えを示した。日本におけるポルシェユーザー層のすそ野を拡大する効果が期待できそうだ。


続いてキルシュ社長は、近未来のモビリティの姿について熱く語ってくれた。


「100%コネクティビティを実現したのはタイカンが初めてだ。モビリティの将来として、色々な夢が叶っている状態を想像している。例えば、東京の自宅からポルシェで羽田空港に行き、ポルシェ専用の駐車場に停め、そこで車は充電される。空港には専用ラウンジがあり、ミュンヘン空港に着くとポルシェ車が迎えに来ている。その車には、あなたのアドレス帳の電話番号や、スケジュールなどの全ての情報が事前にプログラミングされている。馴染みのあるコンシェルジュの声で日本語でガイドしてくれ、ついでに日本食レストランを探してくれたりする、といった具合だ。エンジニアリング、モビリティの使い方、コネクティビティの3つが揃うことで、ポルシェのブランドの目的が達成できる。」とポルシェが築こうとしている、近未来のモビリティの世界観を熱っぽく語ってくれた。


タイカンのコピーは「ポルシェの電動化された魂」。ポルシェがラグジュアリースポーツカー市場に投入したフル電動スポーツカーは、モビリティそのものの変革を加速させる可能性を秘めている。それを「体感」する日はそう遠くないかもしれない。



注1)ポルシェ・パスポート


アメリカで2017年からスタートしている、サブスクリプションサービスの名称。最大22車種のポルシェカーをオン・デマンドでレンタルできる。月額会費は2000ドルから3000ドル。月額料金には、自動車税や登録費用、保険料、メンテナンス費用などが含まれる。



トップ写真:ポルシェジャパン株式会社代表取締役社長ミヒャエル・キルシュ氏、展示車両 新型ポルシェタイカンターボ  提供:Porsche Japan


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