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金正恩、米に敵視政策撤回強要

Japan In-depth / 2019年11月22日 12時36分


写真)韓国と米国海兵隊の共同軍事演習(2013)


出典)Flickr; Republic of Korea Armed Forces


しかし北朝鮮はさらに要求を強めてきた。金英哲朝鮮労働党副委員長は18日、談話を発表し、エスパー米国防長官の米韓合同軍事演習延期発表に対して、「われわれが要求しているのは完全な中止だ」と一蹴した。その上で、「敵視政策を撤回するまでは非核化交渉について夢を見てはならない」と述べ、米朝対話の再開に向け、米国がより踏み込んだ譲歩をすべきだと主張した。


 


2)トランプの米朝会談前向き発言でさらに要求高める北朝鮮


トランプ大統領は11月17日(現地時間)、ツイッターで、金正恩委員長に対して、「私はあなたをあるべきところに導くことができる唯一の人物だ」と自慢し、「迅速に行動し、交渉をまとめるべきだ」と強調した。また「近いうちに会おう」とし、3回目の米朝首脳会談への意向を明らかにした。トランプ氏がこのツイッターを投稿したのは、演習延期発表の10時間後だった。先月、ストックホルムの実務協議が決裂して以降、米朝協議関連の初の反応でもある(東亜日報2019・11・19)。


https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1196080086686011398


 ▲トランプ氏のツイート 出典:ドナルド・トランプ氏公式ツイッター


金正恩党委員長に再会談をツイッターで呼び掛けたトランプ米大統領に対し、北朝鮮の金桂寛外務省顧問は18日、「無益な会談には興味を持っていない」と突き放し、再度米側に敵視政策の撤回を要求した。


 


これまでは北朝鮮は米国に対して非核化と米国の相応措置が同時に行われるべきという、「同時並行的、段階的」解決を要求してきたが、トランプ大統領がツイッターで交渉再開を促し、3回目の米朝首脳会談への意欲を示すと、要求をエスカレートさせ「先に制裁緩和と体制保証、後に非核化」を公言している。


 


これに関してロシアを訪問中の崔善姫北朝鮮外務省第1次官は20日(現地時間)、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外相などロシア外務省関係者と会談した後、記者たちに会った席で、「米国の対北朝鮮敵視政策が続く限り、核問題と関連した議論は、交渉のテーブルから外されると考える」と明らかにした(朝鮮日報韓国語版2019.11.20 23:25) 。


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