私のパフォーマンス理論 vol.48 -燃え尽き症候群-
Japan In-depth / 2019年12月27日 7時0分
一歩引いてみるとおかしなロジックに思えるかもしれないが、強い重圧の最中にいる選手は時にこのような思考に嵌まり込んでいく。一方、このような状況から抜け出し日常に帰ってきた選手もいる。本人の性質もあるが、それ以外では伴走者の存在が大きいのではないかと思う。友人でも家族でも恋人でも、競技者という肩書きが外れた自分と一緒にいてくれる人間がいるだけで随分と選手は救われる。円谷選手は、家族と離れコーチと離れ結婚話が破断し、伴走者を得ることができなかった。
社会は辛い状況を耐え切った選手が成功談を書いていることが多いので、生存者バイアスがかかっている恐れがある。もちろん耐え切れる選手はそれでもいいが、もし耐えきれなかった場合のダメージは相当なものがある。私は、基本的に全ての選手は自分をよく観察し心を守れるようになるべきだと思っている。
「したい」という心が失われれば、何もかもが意味がなくなる。競技とは誰のものでもない自分のものなのだ。
トップ画像:Pixabay by Graehawk
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