ゴーン、レバノン逃避行の裏
Japan In-depth / 2020年1月8日 7時0分
ゴーン被告との接点は、レバノンだ。テイラー氏は1980年代初頭、レバノンでキリスト教民兵の訓練を行っていたが、軍を辞めた後、現地で結婚してしばらくレバノンにとどまった。今回乗客名簿に載っていたもう一人の米国人、ジョルジュアントワーヌ・ザイェク氏ともレバノンで知り合ったと言われている。
ゴーン被告はブラジル生まれだが両親はレバノン人であり、彼の妻、キャロル氏もレバノン出身だ。ゴーン被告がどのような経緯でこのテイラー氏なる人物を頼ったか、詳細は明らかになっていないが、誰かが手引きしたことが考えられる。フランスでもゴーン被告に対する捜査が進んでいることもあり、逃亡先としては自身のネットワークがあるレバノンしかなかったのだろう。
そして、1月8日、ゴーン氏は現地で会見を開く予定だ。日本の司法制度を批判し、国際世論を味方につける戦略だと思われる。ゴーン被告は、自分の逮捕、起訴に日本政府の関係者がいたと海外メディアに語っている。何が飛び出すか、世界中のメディアが注目している。
犯罪人引き渡し条約を結んでいないレバノンに逃げ込まれて打つ手のない日本は、ゴーン被告のメディア戦略の後手に回ってはならない。手をこまねいていては日本の国際社会におけるイメージが悪くなるばかりだ。日本もまた対抗措置としての情報発信を積極的に行う必要があろう。
トップ写真:カルロス・ゴーン被告 出典:Photo by BsBsBs
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