「安倍首相の議員としての資質問う」原口一博衆議院議員
Japan In-depth / 2020年2月4日 18時0分
細川珠生(政治ジャーナリスト)
「細川珠生モーニングトーク」2020年2月1日放送
Japan In-depth 編集部(坪井恵莉)
【まとめ】
・新型肺炎に対し政府は「ウイルスに負けない」ための対応をすべき。
・ゴーン問題の原因は日本の司法制度と日産の私物化を狙う政治。
・「桜を見る会」の追及は安倍首相の議員としての資質を問うている。
今回はゲストに衆議院議員で国民民主党国会対策委員長を務める原口一博氏を招いた。世界中で猛威を振るう新型肺炎への対応、ゴーン被告を巡る司法問題、また「桜を見る会」を巡る問題について、今国会でいかに安倍政権へ追及していくのか、政治ジャーナリストの細川珠生が話を聞いた。
■ 新型肺炎に対する政府の対応
まず細川氏は武漢からの帰国者が検査を拒否して自宅に戻った事例を取り上げながら、政府の対応に抜け穴があるという考えを示した。
原口氏は、1月6日に最初のヒアリング調査を行ったときは「ヒト(から)ヒト(への)感染は確認されていない。重篤な人は必ずしもいない」という報告がされたが、実態はこの報告と全く異なっていたと批判した。
さらに、民主党政権時に成立した新型インフルエンザ特別措置法はインフルエンザに限らずあらゆる新型の感染症に対応できるにも関わらず、安倍政権がこの法律を利用せず新型肺炎を「指定感染症」としたことは、「(新型コロナウイルスが新型インフルエンザほど)重篤ではなく、感染力もそれほど高くないと認識したからだ」として安倍政権の対応の甘さを指摘した。
原口氏は「危機管理はミニマックス(考えられる最悪のことを極小化すること)」であると強調し、現在の政府の対応は不十分であるという認識を示したうえで、アメリカ、イギリス、オーストラリアが武漢からの帰国者を2週間厳重に隔離した対応が「普通」であると述べた。
さらに、「ウイルスと人間の戦いは永遠の戦い。この戦いに対しては勝つことは出来ないが、負けないことは出来る。負けないためには感染のスピードを落とし、落ちている間に新しい薬を作ること」だと述べたうえで、「もう一つ重要なのは赤ちゃんや高齢の方、病気の方などとのファイアーウォール(防御壁)をどれだけ高くできるか」であるとして、感染者を隔離することの重要性を訴えた。
■ カルロス・ゴーンを巡る司法問題
続いて、細川氏はカルロス・ゴーン被告のニュースを取り上げ、ゴーン被告が年末に逃亡したのにも関わらず1月6日まで法務大臣が会見を行わなかったのは対応が遅すぎるのではないかと問題提起した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
高市早苗氏の総裁選禁止行為に岸田首相が“追加対応”要請 激オコ「サナエ応援団」に共感が広がらないワケ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 14時3分
-
自民党総裁選で注目の石破茂 ×立民・ 野田佳彦が対談で語った「きちんと議論する国会を取り戻す」覚悟
日刊SPA! / 2024年9月7日 8時42分
-
「本当に進次郎を総理大臣にしていいのか?」自民総裁選の”本命”も懸念される調整力のなさ「トランプ相手に”進次郎構文”では太刀打ちできない…」
集英社オンライン / 2024年9月6日 7時0分
-
河野太郎氏の「突破力」自民党内で炸裂か…総裁選出馬会見でブチ上げ「裏金返納」発言で波紋
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月27日 16時3分
-
混戦模様の自民党総裁選 佐賀でも国会議員の動き活発化 立憲議員「濁った水がきれいになるわけではない」批判
RKB毎日放送 / 2024年8月26日 16時19分
ランキング
-
1大阪府議補選は無所属森西氏が初当選 維新、議席死守ならず
産経ニュース / 2024年9月22日 23時45分
-
2アイスクリーム店に放火未遂の疑い 従業員の21歳女を逮捕 調理場の段ボールに着火か 那覇市おもろまち
沖縄タイムス+プラス / 2024年9月23日 6時41分
-
3「また全部だめになった」「心折れた」頻発する災害に焦燥の被災地、能登豪雨の現場を歩く
産経ニュース / 2024年9月22日 22時19分
-
4次期知事選で「独自候補を検討」と兵庫維新、片山代表 斎藤知事の推薦は難しいとの見方も
産経ニュース / 2024年9月22日 22時52分
-
5輪島の中屋トンネルに土砂流入 作業の3人が生還、同僚すすり泣き
毎日新聞 / 2024年9月22日 20時43分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください