新型ウィルス感染は新段階に
Japan In-depth / 2020年2月18日 18時0分
〇アジア
中国といえば、新疆ウイグル自治区の「職業訓練施設」で「教育」される対象は、反政府的言動だけでなく、単に「長い髭を伸ばす」、「頻繁な国際電話」、「パスポート所持」、「子沢山」である者も含まれる、などとCNNが報じている。確か「一人っ子」政策は放棄されたのではなかったのか。中国の問題は新型ウイルスだけではないのだ。
〇欧州・ロシア
1月16日以来湖北省から旅行中の80歳中国人男性が新型コロナウイルスに感染、パリで治療を受けていたが死亡したそうだ。パリといえば、マクロン大統領推薦のパリ市長候補が「猥褻」動画を暴露され、急遽市長候補を差し替えたという。おうおう、フランスはこの手のスキャンダルには寛容ではなかったのかね。政治は非情なゲームだ。
〇中東
アフガニスタンでは、米国がターリバーンと「暴力行為を7日間削減する」ことで合意したというのだが、肝心のアフガニスタン大統領選の結果は昨年9月末に行われたのに未だ確定していない。トランプ政権が大統領選挙対策で、前のめりで「米軍撤退」を言えば言うほど、ターリバーンは足元を見る。歴史は繰り返されるだけなのか。
もう一つ気になるのはシリア内戦の状況だ。トルコからの報道では、「10日にイドリブ県のタフタナーズ軍事基地でトルコ軍車列が攻撃を受けた事件は、シリア軍地上部隊の砲撃ではなく、ロシア軍戦闘機の爆撃によるものだった」そうだ。おいおい、トルコの外交政策は支離滅裂なのか、それとも、シリアそのものが支離滅裂なのか。
〇南北アメリカ
米国といえば、検疫が長期化していた横浜港の巨大客船からようやく数百人の米国人等が下船・帰国を始めた。米国メディアは、再び米国で二週間隔離されることになった米国人乗客の不満を報じているが、現時点で日本政府を厳しく批判する声は聞かれない。不幸中の幸いなのか。
写真)トランプ大統領 (2月16日 2020年)
出典)Twitter: The White House
〇インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真)新型肺炎対策で武漢の鉄道駅で体温を観察する警備員
出典)China News Service
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