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新型ウイルス中国研究機関から流出?

Japan In-depth / 2020年2月25日 10時59分

●中国当局は武漢の海鮮物市場からコロナウイルスが発生したという説を流しているが、当初の感染者たちはいずれも同市場に足を踏み入れたことがなかった。同市場で売買されたコウモリが発生源という説もあるが、この市場では当時、コウモリは売られていなかった。


●センザンコウと呼ばれるアリクイが発生源ともいわれたが、当時の同市場ではセンザンコウも取引されていなかった。ヘビが感染媒体だという説も流れたが、ヘビは一般にコロナウイルスに感染することがない。



▲写真 センザンコウ 出典:U.S. Fish and Wildlife Service Headquarters


●残された可能性としてはこのコロナウイルスが生物安全実験室から流出した確率が高くなる。研究者が意図せずに衣服などにウイルスをつけて外部に出たか、あるいはウイルスに感染した実験動物を実験室内で処理せず、故意、あるいは不作為に外部に出した可能性も考えられる。またある種の動物は民間で高く売買されることがある。


 


以上のようなモシャー氏の主張する可能性に確証はないが、もし事実だった場合、今回の病原菌の広まりの意味が大きく異なり、中国の国家としてのあり方が根幹から問われることとなろう。



▲写真 閉鎖された武漢の海鮮市場 出典:Photo by システム12   


この可能性はアメリカの戦略動向や米中関係の軍事動向に詳しいベテラン・ジャーナリストのビル・ガーツ記者により米紙ワシントン・タイムズ1月24日付でも大きく報道されていた。


この報道記事は「ウイルスに襲われた武漢には中国の生物戦争計画にかかわる二つの実験所がある」という見出しで、武漢市内で発生した新型ウイルス感染症が実は同市内の「武漢国家生物安全実験室」からもれたウイルスが原因である可能性があると述べていた。モシャー氏が指摘したのと同じ研究機関だった。


同実験室は2015年に建設が開始され、2017年に完成した毒性の強いウイルスの研究機関で、エボラ出血熱やニパウイルス感染症などのウイルスの研究にあたってきたという。同実験室は武漢市内でも中国当局が今回の新型コロナウイルスを最初に発見したとする海鮮市場から30キロほどの距離にある。


ガーツ記者は中国の生物(細菌)兵器に詳しいイスラエル軍事情報機関の専門家ダニー・ショハム氏から取材した結果として


 


(1)「武漢国家生物安全実験室」は中国人民解放軍の生物戦争のための兵器開発に関与していた


(2)同実験室は今回のコロナウイルスの研究にもかかわっていた可能性が高い


(3)同コロナウイルスが人間への接触で同実験室から外部に流出した可能性がある


――などと報じていた。


 


トップ写真:「コロナウィルス3Dアニメーション 出典:Scientific Animations


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