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美しいだけじゃない 桜の力

Japan In-depth / 2020年3月27日 18時0分

この「サクラ類てんぐ巣病」にかかったソメイヨシノは花が咲かなくなるだけではなく、放置すると桜の木そのものが枯れてしまう恐れもある。景観を損ねるだけではなく、堤防を支える機能に支障をきたすリスクを抱えているのだ。



写真)サクラ類てんぐ巣病にかかったソメイヨシノ。開花時に葉が出るので目立つ。


出典)日本花の会



写真)サクラ類てんぐ巣病にかかって枯れてしまったソメイヨシノ


出典)日本花の会


「日本花の会」では伝染病が蔓延する中でのソメイヨシノの植栽は伝染病の更なる拡大につながるとして、2005年からソメイヨシノの苗木配布を中止したほか、2009年には販売も中止した。同会では各自治体に対して伝染病に強い他の品種「ジンダイアケボノ」への植え替えを勧めている。



写真)ソメイヨシノの代替種「ジンダイアケボノ(神代曙)」国立劇場前庭で撮影


出典) Photo by Tak1701d


 


・水害への備え


近年は地球規模の気候変動の影響か、今までの想定をはるかに上回る豪雨に見舞われることが多くなった。去年の豪雨による各地の水害の記憶はまだ新しい。


これまでは桜の恩恵を受けていた堤防も、過去にない威力の雨風に晒され、決壊する恐れをなしとはしない。私たちは、桜を見るだけではなく、近くの川の堤防がいつ決壊しても、落ち着いて自分の命を守る行動が取れるよう、今一度自治体が発行しているハザードマップを改めて確認してみたい。各自治体のハザードマップは、国土交通省:わがまちハザードマップで確認できる。


 


トップ写真:岩倉五条川の桜堤






出典)Photo by Gnsin






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