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二人の本田と綾瀬はるかの話 家にいるなら邦画を見よう 1

Japan In-depth / 2020年4月10日 23時0分

「<不要不急>には友達と遊びに行くことも……含まれます!」


「軽はずみな行動で人の命を、自分の命を危険にさらさないで下さい。家にいましょう」


と、外出の自粛を熱のこもった口調で呼びかけた。こちらは大阪府知事が絶賛し、さらに話題となった。



写真)第28回 東京国際映画祭 オープニングセレモニー 本田翼 (起終点駅 ターミナル)


出典)flickr by Dick Thomas Johnson


首相や都知事のリーダーシップと手腕には、今もってあまり信を置く気にはなれないのだけれども、サッカー界のレジェンドとトップアイドルの「両本田」から正論をぶつけられたのでは、さすがの私も、おっしゃる通りでございます、と襟を正す気分になる。


緊急事態宣言そのものも、法的な拘束力はない。外国メディアの一部には、この点を批判的に論じる向きもあるが、それこそ前シリーズでも述べたように、


「日本人は規律正しいから、政府も信頼しているのですよ」


と言いたいところである。堂々とそう言い続けるためにも、また、やむを得ず出かける人を「非国民」と呼ぶような世の中にしないためにも、ここはひとまず家からあまり出ないようにするのが、世のため人のため、そして自分のためでもあろう。


ただ、各家庭に布製マスクを2枚ずつ配布するという「アベノマスク」政策などは、今からでも遅くないからやめさせるべきだ、というように、言うべきことは言い続ける。それもまた、国民の権利であるし使命でもあるはずだから。


 ……というわけで、家での「自粛生活」をいかに豊かな時間に変えるか、邦画を見て過ごすのはどうだろう、というのが今回のシリーズの主題ということになる。


私は昔から映画が好きで、とりわけ昭和の東京には、安い値段で3本立てが見られる、名画座と呼ばれる映画館が、そこかしこにあったので、月間20本くらい見ることも珍しくなかった。今では映画館やレンタルビデオ店に出向かなくとも、見る方法がいくらでもある。よい時代になったものだ。


で、どうして邦画を見るべきなのかと言うと、ハリウッドの大作のように世界中で話題になることなどなくとも、束の間ストレスを忘れさせてくれる佳作は結構あるものだし、やはり日本語の芝居の方が感情移入しやすい、という要素もある。あくまでも私の個人的な考えだが。


ついでに、私の個人的な好みで今の日本のトップ女優を選ぶとすれば、綾瀬はるかだと思う。容姿、とりわけスタイルの良さは万人が認めるところだと思うが、加えてNHK・BSの『精霊の守り人』というドラマで幾度も立ち回りのシーンがあり、その身体能力の高さに瞠目させられた。


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