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韓国、与党圧勝で左派独裁へ

Japan In-depth / 2020年4月19日 23時0分


▲写真 コロナウイルスに関する会議 出典:韓国大統領府Twitter


■ 今後韓国政治はどこへ向かうのか?


今後韓国議会は、大統領府の召使いとなり下がるだろう。今回の選挙で、大統領府からの天下り20名と親文大統領の核心人士50名が議会に進入した。与党の180議席をこの70名が大統領府の前衛となって動かすだろう。


その矛先は真っ先に、大統領府の不正隠しで最大の障害となっている検察権力の無力化に向けられるだろう。そのために意のままにならない尹錫悦(ユン・ソンヨル)検事総長を辞任に追い込むに違いない。すでに共に民主党の比例党である「共に市民党」のウ・フェジョン共同代表は「尹錫悦、あなたの進退を問う」と発言している。この延長線上で、曺国(チョ・グク)前法務長官を無罪にする動きを強めるはずだ。この暴挙を実現するために、文政権は更なるマスコミ支配と扇動政治を強めるだろう。



▲写真 尹錫悦(ユン・ソンヨル)検事総長 出典:韓国検察庁


そして飼いならしたマスコミを利用して陰謀を巡らせ、保守勢力の壊滅に一層拍車をかけるに違いない。この動きは国家保安法の廃止へとつながり、自由民主主義秩序による統一を謳った現憲法の否定と南北連邦制統一合法化へ向かうと思われる。


経済政策では、今後さらに反市場的ポピュリズム政策が打ち出されるだろう。財政資金バラマキの法案を次々と国会通過させ、「票買収政治」で国民を愚民化し、国家国民の利益で物事を処理するのではなく、執権勢力に利益をもたらすか否かで処理し、国家をギリシャやベネズエラのような経済破綻国家に作りあげるに違いない。


その一方で金正恩第一主義、南北関係第一主義の政策をいっそう強めて、国連制裁に抵触してでも北朝鮮に対する支援を進めるだろう。そのために、これまでの外交安保政策を大きく転換させ、米国とは更に距離を置き、親中従北反日路線を強化するに違いない。


今後日韓関係改善はますます難しくなると思われる。すでに今回選挙で、与党「共に民主党」は、選挙戦を「韓日戦」などと位置づけ、野党「未来統合党を「親日勢力」と断定して戦った。すでに反日の牙をむいているのだ。徴用工問題、GSOMIA問題、慰安婦財団の日本基金問題などが更に複雑化するのは確実だ。



▲写真 文大統領と安倍首相 出典:韓国大統領府Twitter


■ 韓国では今後「まさか」の事態が多発する


韓国に左派巨大与党が誕生したことで、今後韓国政治には「まさか」の事態が次々と起こることが予想される。日本はまもなく隣国に価値観の違う左派独裁国家を目にするかも知れない。


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