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韓国、与党圧勝で左派独裁へ

Japan In-depth / 2020年4月19日 23時0分

ハーバード大教授のダニエル・ジブラット氏は、「民主主義は、クーデターのような方法だけで死ぬのではない。選出された独裁者によっても破壊される」と述べ、「選出された独裁者」となる4つの指標を次のように指摘した。


 ①言葉と行動で憲法に違反する意思を表明するか、選挙に対する不服を表明したことがあるのか。


 ②政治的競争者を敵として追い詰め、憲法秩序の破壊者と非難したことがあるのか。


 ③暴力を容認するか、他国の政治暴力を称賛するか、それを非難することを拒否したことがあるのか。


 ④相手の政党や市民団体、言論に法的対応をすると脅迫したことがあるのか。


の以上4つだ。


残念ながらこれらはすべて文在寅大統領に当てはまる。朴槿恵弾劾で見せたむき出しの敵意や暴力政治の極致である金正恩政権を称賛美化する行為は、すべてこの指摘の中に含まれる。韓国では民主化で独裁政治が終わったと思えたが、今回の与党圧勝で左派独裁政治が登場しようとしている。


現在与党で次期大統領候補と噂されているのは、元総理の李洛淵(イ・ナギョン)やソウル市長の朴元淳(パク・ウォンスン)、京畿道知事の李在明(イ・ジェミョン)などだが、次期大統領選挙には、こうした人達ではなく、より左傾化した独裁的候補が登場してくる可能性がある。疑惑の「玉ねぎ男」の曺国(チョ・グク)も無罪を獲得すれば、大統領候補として浮上してくるかも知れない。


トップ写真:文大統領 出典:韓国大統領府


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