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ジョー・バイデンは外交通か

Japan In-depth / 2020年4月25日 12時0分

バイデンもその一人で、「ソレイマニによる差し迫った攻撃の危険があったという証拠はなく、自分なら(殺害命令を)出さなかった」と語っている。


もっともバイデンが副の立場で仕えたオバマ大統領は、テロリスト除去作戦にむしろ積極的だった。


テロ集団アルカイダの首魁オサマ・ビンラディン殺害作戦が典型だが、その際政権内で、「失敗(標的を取り逃がしたり、特殊部隊に死者が出たりなど)した場合の政治的打撃が大きい」と最後まで異を唱えたのがバイデンだった。テロ勢力にとっては非常に安心できる米大統領となろう。


中国との関係でも、トランプ政権と違い、国務省に伝統的な平和共存・微調整路線に戻るはずである。



▲写真 フランク・ジャヌージ氏(現マンスフィールド財団会長)出典: The Maureen and Mike Mansfield Foundation


北朝鮮政策は、上院議員時代に補佐官として重用した名うての宥和派フランク・ジャヌージ(現マンスフィールド財団会長)に委ねる可能性が高い。イラン政策も、圧力路線からオバマ時代末期の宥和路線に回帰しよう。


独裁政権にとってのみならず、国務省など米官僚機構にとっても、情熱的ポーズは取るが根は現状維持派の「バイデン大統領」はやりやすい上司だろう。もっとも年齢的に2期8年は考えにくい。共和党が上院の多数を維持し続けた場合、早々にレイムダック化するのではないか。


トップ写真:ジョー・バイデン前副大統領(2019年8月11日 アイオワ州デモインでの銃規制を求める集会で)出典:Joe Biden facebook


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