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言葉のナイフいつか貴方にも

Japan In-depth / 2020年5月25日 11時0分

私が思うネットいじめの一番の原因は「嫉妬」だと思う。目立ったり成功している人が許せない。そんな非寛容さが社会に蔓延している。人のあらを見つけては、「引きずり下ろしてやろう」という歪んだ感情が止まらない。


社会の閉塞感ゆえか。努力すれば報われる社会はとうの昔になくなってしまったのか。格差社会が拡がり、いくら頑張っても未来はない、という諦観と絶望に苛まれている人が溢れているのか。


そんな社会は是正しなければ、ネットいじめは決してなくならない。欧米的競争社会は日本の文化にはなじまない。


今回新型コロナウイルス感染症による死者が少なかったのも、貧富の差が他の国に比べて小さいからでは無いのか?競争は社会にあってしかるべきだとは思うが、競争から一度こぼれ落ちたら二度とチャンスが回ってこないような社会は、日本にはそぐわない。


他人を攻撃することでしか自分の存在を確かめられないなんて悲しすぎる。もし本当にそう思っているのだとしたら、それは大いなる間違いだ。言葉のナイフはいつか、自分に向かってくる。人を言葉のナイフで傷つけて溜飲を下げても、それは一時のことだ。


物騒なものは懐にしまっておくがいい。「人を呪ろわば、穴二つ」だ。嫉妬を自分が前に進む原動力に変えることはできないか?それが出来たら見える景色もずいぶん変わるはずだ。


それが出来た人にはチャンスが訪れるはずだし、訪れる社会にしていかねばならない。私たちのために。そして私たちの次の世代のために。


一人の人がこの世を去った。どうしたらネットいじめのない社会になるのか。私たちに考えるチャンスを与えてくれた。


トップ写真:イメージ 出典:Pixabay


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