1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

尖閣問題、勝っても負けてもダメ

Japan In-depth / 2020年6月8日 23時0分

また双方の政府が国民世論の過熱防止に責任をもつことだ。


例えば情報発表の抑制である。日本の場合なら特に「第11管区海上保安本部発表」の中止だ。中国公船の領海出入はその都度発表しない。1年まとめて発表させる。それにより報道の過熱を避ける。そのような工夫が必要である。


また危険要素の排除である。日中は尖閣付近に自国漁民や自国活動家を入れない。それを密談で決める。必要あれば漁業資源保護等を名目に尖閣から12マイル以内を双方同日に航泊禁止とする。そのような努力である。


 


*1 これは抗日戦の前例からも明らかである。戦いを選んだ蒋介石は戦場で負け続けたが英雄となった。今では大陸でも抗日戦最大の英雄とみなされている。


*2 軍艦大和の沖縄出撃もそれに近い。日本は艦隊に巨額の投資を続けてきた。沖縄戦ではその水上部隊の存在価値を内外上下から問われた。そのため敗北を前提に出撃した。逆にそのようにして血を流した結果、戦後の海自は高評価を得た。仮に大和が出撃せず戦争終結まで残存していれば日本海軍も戦後の海自もボロクソに言われただろう。


*3 これは以前に述べたとおりである


「[文谷数重]【尖閣諸島問題は原野商法?】~“平和的睨みあい”日中にメリット~」『Japan In-Depth』(2015年2月25日)https://japan-indepth.jp/?p=15309


トップ写真:尖閣諸島で警戒に尖閣諸島で警戒に 出典:Wikimedia Commons; パブリックドメイン


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください