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休館だった国会図書館が復活

Japan In-depth / 2020年6月11日 11時45分

本館の申込/電子資料利用端末は1列4台だが1台ごとに電源を落としていた。それで席間120センチは確保している。


閲覧の机、椅子の配置も同様である。一席飛ばしである。3尺6尺の閲覧卓を2人が角と角で使う形だ。


資料出入、複写の窓口は全てビニールで飛沫防止がなされていた。これは売店も同じである。


また窓口では接触防止の工夫がなされていた。従来はICカードは職員手渡しであった。それが利用者が自分でICカードをリーダーに置く方法に変更されている。


 


◾️  喫煙室廃止


感染症対策以外での変化点はあまりない。入館管理と離隔を除けばほぼ従来通りである。


たとえば検索等システムはそのままである。


また進むと見ていたロッカー電子化もそのままだ。利用者ICカードを鍵としたタイプは増えてはいない。


気がかりであった音楽映像資料室もそのままである。映画視聴に際して皮膚に触るヘッドフォンを使う方式のため「利用制限や持ち込みが必要となるかも」と心配していたが従来どおりとのことである。*2 


強いて最大の変化を示すなら喫煙室の廃止である。「4月1日以降は職員含めて敷地を含めて完全禁煙とされた」とのことだ。


細かいところをいえば机や椅子もそのままである。


ただし本館食堂の机と椅子だけは年度末で更新された。


 


◾️ 館内サービスはいままでどおり


利用方法も従来と変わるものではない。


閉架式なのでまずは資料請求からだ。本は三冊まで、雑誌は一〇冊まで、地図は五枚までである。届いたら閲覧室ほかで閲覧する。そこでメモをとり必要があれば資料を預けて有料複写を申請する形である。


食堂、喫茶、弁当喫食、売店、理容、ATMも従来通りである。


なお売店では筆者がお気に入りの丸彦製菓の「おかきせんべい うに味」が55円から40円に値下げされていた。


中庭利用も以前のとおり。従来と同じだ。本館と新館の連絡通路の西側と通路屋上は見る限りでは特に改修等はなかった。なお電話をするなら電話可能スペースより外に出たほうが気兼ねなく話せる。



▲写真 中庭。あまり知られていないが連絡通路の上、本館2階の喫茶店と新館3階の議会官庁室は中庭でつながっており日中の好天時には利用できる。 出典:グーグルアースをキャプチャー。


嬉しくはないが空調はあまり効かせないままだ。背広は向かない温度である。筆者はこの時期は半袖・半ズボンに裸足にゴム草履の「裸の大将」スタイルで利用している。それでもやや蒸す感じはする。


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