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トランプ氏にデモの収拾無理

Japan In-depth / 2020年6月16日 18時0分

一体何をやっているのか。お粗末極まりない、と言ったら昔の同僚に失礼かもしれない。だが、地上配備型迎撃ミサイルシステムは日本の防衛に不可欠である。狭い日本だがブースターにまでは思いが至らなかったのか。こんなことをやっていたら、喜ぶのは近隣の共産党、労働党が支配する国々だけである。情けない話だ。


情けないといえば、4月に米国で「トランプ政権の対中政策を称賛する一方、オバマ時代の対中関与政策を厳しく批判する」論文を匿名で発表した日本の官僚がいたそうだ。友人からその話を聞き、件の匿名論文を早速読んでみた。歯切れは良いが、およそ外交的とは言えない。続きは今週のJapanTimesをご一読願いたい。


 


〇 アジア


南北首脳会談開催20周年記念式典が開かれたが、先週金与正・労働党第1副部長に「南朝鮮の奴らと決別する時が来た」と言われたばかり。文在寅氏は哀れである。一方、北京では再び感染が広がりつつある。当然だろう、経済活動を再開すれば、必ず感染者は増えるのだから。日本にとっても「明日は我が身」ではないのか。



▲写真 文在寅大統領 出典:韓国大統領府


 


〇 欧州・ロシア


ロシアの裁判所が元米海兵隊員にスパイ容疑で禁錮16年の判決を言い渡したそうだ。米ロのスパイ合戦は冷戦の有無とは無関係に、益々ホットになりつつある。


 


〇 中東


中東ではコロナ感染拡大のニュースばかり。その中で、巡礼を中止すれば「イスラム教徒が暴動を引き起こす」といったトンデモ情報があった。だが、ビザがなければ巡礼は不可能。一体どこで暴動が起きるというのか。


 


〇 南北アメリカ


トランプ氏の健康問題で様々な憶測が流れている。CNNで足取りが気になるビデオを見たが、あれで「体調異常」と批判されるだから、政治家は楽な稼業ではない。


 


〇 インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:アメリカ抗議デモ 出典:Wikimedia Commons; Frankie Fouganthin


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