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金与正、文在寅脅迫2つの狙い

Japan In-depth / 2020年6月20日 1時18分


▲写真 文在寅大統領 出典:Flickr; Janne Wittoeck


北朝鮮は、韓国が制裁破りに進めば米軍撤退の促進につながることも承知している。金正恩政権の最終目標は、韓国の吸収併合だ。その最大の障害は駐韓米軍である。今回の戦争瀬戸際政策で、戦争を恐れる韓国民が米国に対する反感を強めれば、反米・反日意識の強い文在寅政権は、駐韓米軍撤退世論を公然と盛り上げることができる。


北朝鮮の思惑通り、いま韓国の政府与党内では、米国責任論が浮上している。共に民主党の尹建永議員や元大統領秘書室長の任鐘ソクなどは公然と米国と手を切ろうと主張している。文在寅政権は米国と手を切る反米世論を作り上げようとして反米市民団体の反米デモまで容認している。また駐韓米軍の費用負担で米国に譲歩しない姿勢を示してトランプの駐韓米軍撤退論に火をつけようともしている。文政権と与党「共に民主党」がすぐさま「終戦宣言決議案」を提案したのもそうした動きの一つだ。


30才そこそこの金与正から罵倒されるだけ罵倒され、国民の血税で建てた南北共同連絡事務所を破壊され。特使派遣の内密情報まで暴露されても、文在寅大統領の対応策は「忍耐」だという。すでに李度勲(イ・ドフン:朝鮮半島平和交渉本部長)を米国に派遣し、北朝鮮支援を米国に願い出ている。北朝鮮は今後、文大統領が大ボラを吹いて渡したUSBの中身を暴露すると脅迫しているかも知れない。文政権が制裁を無視して経済支援に出てくるまで北朝鮮の対韓国攻勢は続くものと思われる。


トップ写真:金与正氏と文在寅大統領 出典:韓国大統領府


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