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「大きな塊にしてうねり作る」国民民主党前原誠司元外相

Japan In-depth / 2020年6月20日 16時0分

私は地方主権の目的はそこにあると思っている。地域が競いあって様々な知恵を出し、日本全体が活性化していく。こういう状況をさらに推す良いチャンスが来たのではないか。


つまり権限と財源をもっと地域に渡し、国は国家戦略に集中しなきゃいけない。地域の細かな箸の上げ下ろしまで国がとやかく言う仕組みこそがまさに、日本が世界の中で取り残される原因になっている。地域を元気にすることと、国の役割を明確化すること、そして戦略的な国会が出来るような仕組みにしていくことが今回の勉強会の目的だ。我々ももう一度しっかりと連帯していこうということだ。


安倍: 国民民主党に入党届を出した山尾志桜里さんは誘わないのか?


前原: いや、してます。共産党とN国以外の方には全員送ってますから。皆さんお送りしてます無所属の方も。


安倍: 与党からは?


前原: いやこれは野党でしっかりと軸を立てる、ことが大事なので。入会は47人。昨日出席が41人。今後増えていくと思う。


安倍: やはり第三極が気になる。


前原: 結果としてどうなるかはわからないが、国民が求めているのは、理念とか何をやりたいのかで協力する事だ。選挙のために合流、協力しているのが見えたり、それだけで集まっているように見える動きは良くない。


やはり、地方分権とか、憲法とか、あるいは私がこだわってる教育の無償化だとかが大事だ。自分の国は自分で守る事はもっと大事だし、そういう価値観をちゃんと共有しないとやはり大きなうねりにはならない。数は力ですから。権力を取るためには数は必要だが、やはり何をこの国のために政治家としてやろうとしているのか、それは絶対必要だと私は思う。


安倍: 今がある意味チャンスであり、野党再編のうねりに持っていきたいのでは?


前原: そうしないといけない。いずれにせよ国民民主党の支持率は1%ない。それぞれの議員がどういう問題意識を持つかだ。権力の維持とか議員でさえ居ればいいとか思うんだったら、そんなうねりは二度と起きない。何をしたいかを突き詰めていって、仲間と鍛錬して、それを実現したいと思うはず。であれば仲間に声をかけて大きな塊にしていく。そしてうねりを作っていくのは当然のことだ。まずは問題意識を共有できるかどうかが大事で、順番を間違えたら絶対に物事は成就しない。



▲写真 ⒸJapan In-depth編集部


安倍: 北朝鮮問題はどう分析しているか?


前原: 1つは金与正をプレーアップ(大きく見せる、の意)する狙いだろう。金正恩は相当体調が良くないんじゃないか。あれだけの体型しているから、心臓なのか内臓なのか、疾患があっても不思議ではない。すぐさま行政執行能力がなくなる事は無いと思うがやはり白頭山の血統の中で、軍の経験がない妹をああいう派手な演出で彼女の存在感を高めるという狙いが1つ。


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