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NYで抗体検査受けてみた

Japan In-depth / 2020年6月26日 19時56分

いつもの年ならば、多くのイベントがあり、文字通りのお祭りで、家族や友人と心置きなくそれぞれが夏の1日を楽しむ祝日であるが、今年はかなり様相が違うものになりそうだ。



▲写真 5月25日に解禁された各地のビーチ。写真の場所すべてで、今までにない数の感染者が出ている(筆者のフェイスブックより)


有名な独立記念日の花火はいつもの年ならば市の川沿い4~5ヶ所からコンピューター制御された花火が同時に打ち上げられ、人々は思い思いの場所から鑑賞するが、今年は多くの人が集まるのを避けるため、なんと、地上380メートルの高さのエンパイアステートビルから打ち上げられることになった。花火はさらに1000フィート(約300メートル)の高さに打ち上げられ、東京スカイツリーとほぼ同じ高さ(634m)に到達することになる。ニューヨークのかなり遠くの場所からも見えることだろう。


他方、連日のように住宅街で打ち上げられる花火がかなり問題になっている。毎晩数千件の通報があり、しかもそれは深夜に及ぶ。ニューヨーク州では大小問わず、花火の使用はすべて違法となる。


私の住居でも夜中の12時、1時に花火が上がり、知人の住むエリアでは、それが朝の4時くらいまで続くこともあるという。ブロンクスの住宅街では、開けていた窓から花火が飛び込み、幼い子どもがやけどを負った。デブラシオ市長は事態を重視、専任の調査チームを立ち上げ、違法花火を提供・使用した者の逮捕に繋がる情報提供者には1000ドルの賞金が支払われるという。



▲写真 ツイッターに投稿された、違法に花火を打ち上げる動画(キャプチャー画面)


この違法花火、全米的な傾向であり、全国で問題になっている。


長引く家篭りや失業や、生活苦で、若い人たちを中心としたストレスが溜まってきているのは想像できる。


落ち着いてきたかにも見えるニューヨークのコロナ禍だが、雰囲気が明るくなってきた分、見えなくなってきている問題も多いと思う。身近なところでは、我が家も含め、秋にまで対策が持ち越しとなってしまった、学校の再開と子供の教育。以前ほど多くは語られなくなった家庭内暴力、薬物中毒、そして失業問題。急に、マスコミの話題から遠ざかってきつつある人種差別問題。


今は、気持ちだけでも上を向いていないと、すぐにどん底に突き落とされてしまうような恐怖を覚える。


https://youtu.be/Bh7jCQgix1Q


▲動画 「コロナとNY 業務解禁フェーズ2に突入」(Japan In-depth Youtubeより)


トップ写真:レストラン脇の道路に作られたテーブルスペース 出典:著者撮影


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