ハリス氏、女性初の米大統領になるか
Japan In-depth / 2020年8月13日 23時0分
疾病のオンパレード
ライバルのトランプ大統領はバイデン民主党大統領候補のことを、「寝ぼけたような活気のないジョー《Sleepy Joe》」と呼び、大統領の職務遂行能力に欠ける人物だと示唆している。
▲写真 トランプ米大統領はバイデン前副大統領をしばしば「Sleepy Joe(寝ぼけたような活気のないジョー)」と揶揄する。 出典:White House
だが、バイデン氏は自身の健康について昨年12月17日に、懸念を払拭する健康診断の結果を発表した。バイデン氏が副大統領であった2009年当時から主治医を務めるジョージ・ワシントン大学のケビン・オコナー医師が行った診断の所見によると、同氏は「健康で活気に満ちあふれた77歳の男性であり、大統領職と軍最高司令官の職務を成功裏に遂行する能力がある」と太鼓判を押している。
オコナー医師は、「バイデン氏の良好な健康は、禁煙や断酒、週に最低5日のエクササイズを欠かさないことに求められる」という。
バイデン前副大統領の既往症などについては、「1988年に脳動脈瘤が2個発見されたが、1回は破裂していない。これに後で前立腺肥大や胆石、非癌性大腸ポリープ、別名エコノミークラス症候群とも呼ばれる肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症、さらに胃食道逆流症(胸やけ)、皮膚剥離も加わったものの、いずれも制御されており、現在の健康には問題がない」との見解である。
バイデン氏ほどの年齢の男性であれば、この程度の病歴は珍しくないのかも知れない。だが、保守派の『ワシントン・エグザミナー』紙が報じた別の医師のセカンドオピニオンは、政敵メディアの報道であることは差し引く必要があるものの、興味深い内容だ。
バラク・オバマ前大統領(59)のかかりつけ医を22年間務めたデイビッド・シャイナー医師は、オコナー医師の所見を精査した上で、「彼(バイデン氏)は健康な男性ではない」と断言した。「高齢からすると悪くはないものの、(オコナー医師のオピニオンのように)健康に優れているとは思えない。本当に病歴がすごいからだ」と手厳しい。事実、米メディアは健忘の激しいバイデン候補の認知症疑惑を報じ続けている。
さて、こうした中で「バイデン大統領」は、4年間の任期を務め上げられるだろうか。シャイナー医師は、「バイデン氏には多くの放置された健康上の問題があり、潜在的に心筋梗塞発生の恐れがある」と懸念する。事実、1988年に脳動脈瘤の1個は破裂し、バイデン氏は危うく命を落とすところであった。同医師は、「核磁気共鳴画像法(MRI)やコンピュータ断層撮影(CTスキャン)を見たい。また、過去に睡眠時無呼吸症候群があり、副鼻腔炎の手術を受けたこともあるため、睡眠時の診断結果も閲覧したいと述べた。
この記事に関連するニュース
-
米最高裁、人工妊娠中絶薬の流通を引き続き許可、体外受精の全米アクセスは上院共和党が阻止(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月17日 11時10分
-
トランプ氏、副大統領候補選定を本格化 黒人のスコット氏ら4人軸か
産経ニュース / 2024年6月12日 19時11分
-
米大統領選の予備選終了、バイデン氏とトランプ氏が直接対決する討論会迫る(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月11日 11時0分
-
NJ州の米大統領選予備選、バイデン大統領、トランプ前大統領が勝利確実(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月6日 10時25分
-
「信じ難いほど不人気...」ガザ戦争で逆風のバイデン、再選のカギ握るのは「激戦州の少数派」
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月5日 10時43分
ランキング
-
1《「ほぼ裸」ポスターや立候補しない女性格闘家も》都知事選の選挙ポスター問題 「おそろしい時代」「恥ずかしい」と嘆く大人に「あたおか」と笑う小学生たち
NEWSポストセブン / 2024年6月23日 16時15分
-
2「無法地帯の都知事選」"悪用する者"多発の必然 今回の選挙で"制度の穴"が浮き彫りになった
東洋経済オンライン / 2024年6月24日 9時0分
-
3唐揚げ店の閉店ラッシュは「当然の結果」。飲食大手の参入が”悪手”だった理由
日刊SPA! / 2024年6月24日 8時52分
-
4「NHK党」選挙ポスター19枚破かれる 新宿・歌舞伎町
日テレNEWS NNN / 2024年6月24日 5時41分
-
5大節約時代に「コンビニに行けない」若者も…“12兆円規模”コンビニ業界が迎える難局
日刊SPA! / 2024年6月23日 8時52分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください