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ハリス氏、女性初の米大統領になるか

Japan In-depth / 2020年8月13日 23時0分


▲写真 民主党・バイデン大統領候補(前副大統領)とハリス副大統領候補(上院議員) 出典:Democratic National Committee


 


ハリス氏のアジア政策


このように、「病歴のデパート」のようなバイデン氏であるからこそ、不測の事態に対する心構えと対処は必須だ。


アジア政策に関して、外交経験を持たないハリス氏が民主党大統領候補予選に出馬していた際の発言を基に、簡単にまとめてみよう。


まず、中国の東トルキスタン(「新疆ウイグル自治区」)や香港の人権抑圧に関しては、「中国の人権状況はひどいものだ。この件に関しては、放置しない」と斬り捨て、中国の「不公正な貿易慣行」にも反対だ。しかし、民主党の目玉政策である地球温暖化対策などでは「協力できる」としている。


北朝鮮に関しては、「私はトランプ大統領のように北朝鮮の金正恩(朝鮮労働党委員長)とラブレター交換などしない」と宣言。「トランプ氏は、相手側から見返りなしに金正恩に宣伝上の勝利を次々と与えた」と批判し、「北朝鮮を疑いつつ非核化交渉を行う」「同国を核保有国として認めるつもりはない」と明言している。


ただし、「北朝鮮が真剣に非核化を進めるならば、限定的に北朝鮮人民に影響する経済制裁の緩和をしたい」とも言明した。


日本に関してハリス副大統領候補は多くを語っていないが、「米国は日本を含む同盟国との関係に投資することで強大になれる」としており、従来からの日本との同盟国関係を強化する考えがありそうだ。しかし、「米国の利益にならない通商協定には反対する」と繰り返し述べており、日米貿易に関して強面で臨む可能性もある。


まだハリス氏の外交観はよく知られておらず、副大統領に就任してもバイデン氏を支える立場から発言や行動を行っていくものと思われる。しかし、「バイデン大統領」に万が一のことがあれば、特に北朝鮮に関しては独自の政策を打ち出す可能性もあり、引き続き注視してゆく必要があるだろう。


トップ写真:カマラ・ハリス米民主党副大統領候補(上院議員) 出典:U.S. Senator Kamala Harris


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