バイデン政権なら対キューバ政策転換へ
Japan In-depth / 2020年10月30日 14時11分
▲写真 ベネズエラのマドゥロ大統領(2020年10月22日)
出典:Nicolás Maduro facebook
米有力ネットメディア「アクシオス」は、トランプ大統領がマドゥロ・ベネズエラ大統領とのトップ会談の可能性をほのめかした旨伝えた。「マイアミ・ヘラルド」紙によれば、カッツ元NSC中南米問題担当顧問は先ごろ、「トランプ氏は大統領選で再選後、フロリダ州が必要不可欠でなくなれば、国益より個人的利益を優先し、マドゥロ大統領とも友人になろうとするだろう」と述べたという。
ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)もトランプ政権に関する暴露本の中で、トランプ大統領がベネズエラへの強硬策を主張するのは、フロリダ州で票を獲得するためだけと述べている。2019年夏、両国の高官同士が秘密裏に接触したことからしても、トランプ政権がベネズエラ政府との間で何らかの歩み寄りを示すことは全く考えられないことではない。
他方、バイデン政権が誕生した場合のベネズエラ政策に関しては、マドゥロ政権への制裁措置は基本的に維持されるとの意見が米国では多いようだ。独裁的支配の下、人権侵害の国際的非難を浴びるマドゥロ政権に対しては共和党、民主党を問わず超党派で強い反発があるからだ。ただ、トランプ政権がオプションの一つとする軍事介入論は否定され、人道的見地からの経済支援が行われる可能性が強いという意見もある。
来年には、北米や中南米・カリブ海諸国の首脳が一堂に会する第9回「米州首脳会議」が米国で開催される。バイデン氏は自分が米大統領として出席し、米国と中南米諸国との関係を再建する絶好の機会にしたいと意気込んでいるという。バイデン氏が同首脳会議で新たな包括的な中南米戦略を打ち出すのではないかとの予測がメキシコやペルーのメディアの間では取り沙汰されている。(了)
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