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米大統領選、実は当然の結果(中)コロナに敗れたポピュリズム その2

Japan In-depth / 2020年11月13日 18時0分

「もう諦めた方がよい」「さすがに見苦しい」





といった声が、日を追って広まりつつある、とも報じられた。まあ、なにを語っても、それは偏向報道だということになりそうだが。





問題は、それでは「トランプ大統領の大逆転」は本当に不可能なのか、ということだが、実は制度上あり得ないことではないのだ。





最高裁でバイデン候補の当選取り消しを勝ち取れる可能性は皆無に近いが、このような時間稼ぎの結果、来年1月15日までに新大統領が正式に就任できなかった、としよう。





すると法の定めるところにより、下院議員による投票で、あらためて大統領を選出することになっているのだ。現在、米国下院では民主党が過半数を維持しているが、ここにもうひとつ仕掛けがある。なんとこのシステムにも、前回紹介した「選挙人制度」とよく似た「代表権制度」が設定されており、紙数の関係で詳細は省いて結論だけでお許し願うが、代表権を持つ下院議員の数という段になると、26対20で共和党が優勢になってしまう。特異な選挙制度を利用した「2匹目のドジョウ」が、トランプ陣営の本当の狙いなのか。また、日米のトランピストは、これでも「正義は勝つ!」と言い張るのか。





真面目な話、本当にここまでやったら、クーデターにも準ずる民主政治の否定である。





……前シリーズで、菅政権の隠蔽体質と驕りが垣間見えると述べたところ、ヤフコメでずいぶん非難された。多くが菅政権の評価よりも、記事の書き手である私への個人攻撃で、そのことに苦言を呈するコメントもあったが、今回もまた荒れるかも知れない。





当方、書いたものが批判的に受け取られるのも仕事のうちだが、かと言って、無内容な「荒らし」など、誰の利益にもならない。そこで、あらかじめ当方から質問させていただくとしよう。





◯メディア王マードック氏の支配下にあり、一貫してトランプ大統領を応援してきたFOXでさえ、すでに「トランプは敗北した」と報じた。これも偏向報道なのか?





◯本当に「トランプ大統領の大逆転・再選は確実」だとすれば、いち早くバイデン氏に祝電を送った菅首相らは、おっちょこちょいか、もしくは嘘つきだということにもなりかねないが、その理解でよいのか?





わざわざコメントして下さる読者に対して、このような表現は心苦しい限りなのだが、日本人トランピストや、彼らに容易に煽られてしまう量産型ネット民の諸兄におかれては、味噌汁で顔を洗ってから現実を見つめなおすことをお勧めする。





(その1の続き)





トップ写真:トランプサポーター 出典:Flickr; Gage Skidmore




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