「次期衆院選、過半数獲得目指す」自民党選挙対策委員長山口泰明衆議院議員
Japan In-depth / 2020年11月23日 23時0分
細川珠生(政治ジャーナリスト)
「細川珠生モーニングトーク」2020年11月14日放送
Japan In-depth編集部(坪井恵莉)
【まとめ】
・女性候補者の増加に向けて、各選挙区との連携を強化。
・連続2回以上の比例復活当選で重複立候補を禁止する規定を厳格適用。
・衆議院選、最低過半数の獲得と現状の議席確保が目標。
今回のラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」は、衆議院議員で自民党選挙対策委員長の山口泰明氏をゲストに招いた。女性候補者の擁立を中心に、自民党の選挙戦略について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。
■女性候補者擁立に向けて
細川氏はアメリカ大統領選で民主党のバイデン候補の当選確実が報じられたことに鑑み、副大統領に女性として初めて、カマラ・ハリス氏が就任する可能性が高まったことに触れ、日本でも女性候補者を増やす必要があるとして、どのような戦略を考えているのか聞いた。
山口氏は各都道府県に設置された支部連合会の存在を挙げ、「地方との連携を密にして、こちらがチャレンジャーになったつもりでやっていけば良いのではないか」と述べた。
さらに今年9月から自民党女性局が開講した「女性未来塾特別講座女性候補者育成コース」などを通して、女性候補者の育成のための投資を積極的に進めていると述べた。
山口氏の前任である下村博文前選対委員長は、「2030年までに国政・地方選挙の女性候補を3割に引き上げる」目標を掲げた。細川氏は「目標達成にはまさに発掘が勝負」だとしたうえで、具体的にどのような形で「発掘」が行われているのか聞いた。
山口氏は「後援会活動などの中で常にこちらから『良い人はいませんか』と声を掛け、議員に(女性候補者になり得る人を探す)意識を持たせることが一番大事だ」と述べた。
細川氏は「(自民党からの)女性に対するリクルート活動が活発になっていることは肌で感じる」と述べつつ、目標達成の期限を「2030年まで」と設定した意味を聞いた。
山口氏は「(意味は)それほどない」としつつも、「近くで切って、制約されてはいけない。『十年一昔』というように、ロングスパンで見て大局的にやっていこうということだ」と述べ、現在は1割弱に留まっている女性議員の割合を長期的な視野を持って増加させたいとした。
自民党は、地方で定員割れしている議会に女性候補を積極的に擁立する方針を掲げている。細川氏は「地方の議会の方が、より女性が入って行きにくい風土が伝統的に日本社会の中ににあると思う」として、これを変えるための方策について聞いた。
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